逃げろ！ ページ23
目の前に泊まった海賊船。
甲板にはガラの悪そうな男たち。
オオオオ！！！と雄叫びとともに、船から男たちが次々に飛び降りてきた。
嫌な予感。
逃げろ！と私の第六感が叫んでる。
私はルフィくんの腕を掴み、村に向かって走り出した＿＿＿
パァン！
と乾いた音がしたと思ったら右足を激痛が襲う。
地面に倒れこんで初めて、自分が撃たれたことに気づいた。
ル「A！大丈夫か？！」
『っ！私はいいからっ！逃げて！』
ル「くそっ！あいつらぶっ飛ばしてやる！」
『だめ！海賊がきたってみんなに知らせて！！』
ル「いやだ！！」
そう叫んでルフィくんは海賊たちの方へ飛び出していった。
『だめ＿＿っ！』
引きとめようと手を伸ばすが届かない。
ル「よくもAを撃ったな！くらえ！！」
『やめて！！』
ルフィくんは船長らしき大柄な男に向かって殴りかかった。
男はあざけるようにそれをかわすと、さっき私を撃った銃身をルフィくんのみぞおちに叩き込んだ。
弾かれたルフィくんの身体は宙を舞い、私の足元に転がった。
『っ、ルフィくんっ！』
這って近づく。
よかった、息はある・・・体をゆすったが起きない。
気絶させられたんだ・・・
「「ぎゃはははははは！！！」」
「船長、こいつ殺しやすかい？」
「いや、活きがいいのは楽しめる。船に連れて行け。女も一緒にな」
「そりゃあいい！」
よくも・・・海賊たちをにらみつける。
どうやら弾はかすっただけらしく血はそんなに出てはない。
痛いけど。
ニタニタと嫌らしい笑みを浮かべながら近づいてくる海賊たち。
20人くらいかな。
皆、銃や剣を持っている。
怖い。
すごく怖い・・・！
ルフィくんはまだ気絶したままだ。
村にはマキノさんも村長も、皆がいる。
ここで私が食い止めなきゃ。
いや、時間稼ぎにもならないかもしれない。
でも！！
傍に落ちていた木の枝を掴み、ゆっくりと立ち上がる。
『ここは通さない・・・！』
木の枝を男たちに突きつけた。
ラッキーカラー
あずきいろ
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青砥(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» ありがとうございます(´；ω；｀)頑張ります…！！ (2021年4月23日 23時) (
レス) id: eb0416e90c (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - また最初から読んじゃった！更新楽しみにしてますね(*^^*) (2021年4月22日 15時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
青砥(プロフ) - MAERさん» MAERさんありがとうございます！頑張ります！ (2020年9月7日 0時) (レス) id: eb0416e90c (このIDを非表示/違反報告)
MAER - 面白いです!更新頑張って下さい､､!応援してます〜 (2020年9月5日 22時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青砥 | 作成日時：2020年8月9日 18時
