謎の女【Aside】 ページ3
エースside
ある晴れた日。
俺と親友のサボはチンピラから奪った宝をいつもの場所に運んでいた。
もうすぐで俺たちの木だというところで、前を走っていたサボが急に立ち止まった。
俺は勢いあまってサボの後頭部に頭をぶつける。
エ「ってぇ・・・おいなんだよ！」
サボ「おい、見ろ！」
近くの茂みに身を隠しつつ、サボの指さす方を見た。
俺たちの木の根元に人が倒れていた。
エ「誰だ？」
サ「分からねえ。俺たちの海賊貯金を狙ってるやつかもしれねえぞ」
エ「チッ、おい、行くぞサボ！」
俺たちは宝を茂みに隠し、鉄パイプを片手に人に忍び寄った。
近くに来てもこいつはピクリとも動かなかった。
鉄パイプを構えつつ、肩を蹴って上を向かせる。
女だ。顔の横から血が出ている。
サ「うわぁ根っこに頭ぶつけたんだな。おい！大丈夫か？」
サボが揺さぶったが反応はない。
俺は女を観察する。
短い黒髪に白シャツ、黒いジャケットにひざ丈の黒いスカート。足元にはかかとの高い黒い靴が転がっている。
額と、かかとからも血が出ている。
グレイ・ターミナルにはこんな小奇麗な服を着るような奴なんかいない。
高町から来たのか？
ここらでは見かけない、あやしい奴。
サ「息はある。おい！」
エ「宝を盗ろうとして木から落ちたんじゃねえだろうな」
サ「見ろよ、この服。ここらの奴じゃねぇ。どっかから逃げてきたのかもしれねえぞ」
エ「あり得ねえ話じゃねえな」
サ「とりあえず助けて話を聞いてみようぜ」
エ「おいサボ、縛り上げて何してたか聞き出すんだろ」
サ「どっちでもいいよ。手伝ってくれ」
エ「宝狙ってる奴だったらここはまずい、洞穴に運ぼう」
俺とサボは女を抱え上げ、近くの洞穴に運んだ。
ラッキーカラー
あずきいろ
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青砥(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» ありがとうございます(´；ω；｀)頑張ります…！！ (2021年4月23日 23時) (
レス) id: eb0416e90c (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - また最初から読んじゃった！更新楽しみにしてますね(*^^*) (2021年4月22日 15時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
青砥(プロフ) - MAERさん» MAERさんありがとうございます！頑張ります！ (2020年9月7日 0時) (レス) id: eb0416e90c (このIDを非表示/違反報告)
MAER - 面白いです!更新頑張って下さい､､!応援してます〜 (2020年9月5日 22時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青砥 | 作成日時：2020年8月9日 18時
