天竜人の護衛人 (ページ21)

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19話ページ21

『俺はワノ国出身と、前、話しましたよね？

俺の本名は…

十五夜A…

護衛人の家系でした。

リサとは義理の妹です。

ですが、リサは記憶がないようでした。

ここからの話は…

立場上全てはお話できません…が、

よろしいですか？』

「構わねぇ」

『……俺とリサが1歳の時に起きた話です…

長年町を収めていた将軍様がある男によって殺されました

護衛人の一族に生まれてきた俺とリサは全く覚えていません…

ですが、私しの母上と父上はその男に反発しました…

男は怒り母上と父上を串刺しにして殺しました…

ですから私しは母上と父上との思い出はあまりありません…

将軍様が居られた町からほど遠い町に使用人達と隠れながら住んでいました…

真実を聞かされたのは5歳の頃…

何処かで私しら…十五夜家の生き残りがいると漏れたようで…必死の思いでワノ国を抜けました…
使用人達が私しらを庇ってくれたので…いまはもう…生きているかすらわかりません…』

「……そのお前の両親を殺した男は今どこにいる？」

『……今でも将軍のお城に住んでいるかと思いますよ…あの男なら…』

「…お前の両親を殺した男の名は？」

『……四皇…カイドウ……カイドウのせいで私しは…母上と父上を失いました…私しは…俺は…アイツを殺したい！！』

ローSide

『……四皇…カイドウ……カイドウのせいで私しは…母上と父上を失いました…私しは…俺は…アイツを殺したい！！』

口調が荒くなるAを初めて見た。

普段は無表情であまり顔に出ないヤツでホントに人形のようなヤツが怒りをあらわにしていた。

「王下七武海に加盟しようと思っている」

『…え、』

「新世界では四皇の傘下になるか四皇を倒すかしねぇと新世界では生きていけねぇ…今、お前の話で決めた…
カイドウを撃つ…その為に情報を少し集めた…"パンクハザード„で製造されている「SAD」を使ってカイドウを引きずり下ろす…
お前の力が必要だ…俺についてこい」

『っ……アイアイキャプテン！』

涙を拭き泣きそうになりながらもAはそう言った。