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イデアにとっては地獄のような日が来た。

ついにカウンセリングを受ける日が来てしまったのだ。

対面でないと認めないという両親の意向から、イデアはなくなく両親の予約したマンションに行くことになった。

このことは親から既に学園長まで通達されていたため、
先生に報告するという無駄な苦行をイデアはしないですんだ。

「僕がここまでしかついていけないから、兄さん、頑張ってね」

オルトは予定地の部屋の前でそういった。

しかしイデアは限界まで粘ろうと必死だった。

「……も、もう少し一緒にいてよ。

なんなら着いてきて」

「無理だよ兄さん。カウンセラーの女の子もびっくりしちゃうよ」

「いやいやいや無理すぎて。

逆に病んでメンタルが豆腐から崩れた豆腐になっちゃうよ。

拙者本当に余計なお世話だって何回も言ったのに」

イデアはオルトの腕を掴んだ。

僅かな冷たさが肌を伝う。

「もう!今回ばっかりは僕も着いていけないよ。

僕がいなくなったらどうするつもりなの、兄さん」

「は?オルトが拙者の前からいなくなるなんてことないですしおすし。

……それに、そんな悲しいこと言わないでよ」

イデアは俯いて動かない。

「……ほら、早く入って」

オルトはそんなイデアに優しく微笑みかけて、ドアを開けた。

入れと言わんばかりにエスコートする。

部屋の中には少女が座っていて、イデアの方を向いて挨拶したのでもう逃げられない。

オルトがこっそりと「ほら、早く!」とイデアに語りかけた。

どうすることも出来ずイデアは部屋に入り軽く会釈した。

小動物のように丸まってイデアは声を震わせた。

「初めまして。あなたがイデアさんですね?」

部屋の中にいた少女はイデアに微笑みかけた。

まるで天使のよう、というか神様のようだ。

イデアは一瞬彼女に見とれてから「ど、ども……ぼ、僕がイデアです……」と尻すぼみに返答した。

「よかったです。さあ、おかけになってください。

……緊張しないでいいですよ。

私はカウンセラーのAです」

イデアとは裏腹に落ち着いた雰囲気のある少女だった。

少女、と言うには精神的にあまりにも発達している気がしたが、容貌は少女のそれだった。

少女は幾度となくイデアに問いかけたが、イデアはそれにぶっきらぼうに返答するだけだった。

やはり緊張の糸はほぐれない。

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- リクエストありがとうございます!詳しく書いてくださったのでわかりやすいですね!書くのが遅いので順々になりますが必ず書きます! (2022年5月19日 18時) (レス) id: 8a6bf88ba9 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - リクで鬼滅の刃で夢主が妓夫太郎を養子にして夢主が妓夫太郎に付けた名前は飛鳥 妓夫太郎は夢主に依存して夢主は妓夫太郎を溺愛してる (2022年5月11日 18時) (レス) @page1 id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
- リクエストありがとうございます!承りました〜今書いているのが終わったら取り掛かりますね! (2022年3月18日 17時) (レス) id: 8a6bf88ba9 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクエストでアズールで甘で書いて下さい! (2022年3月17日 17時) (レス) id: 7ca7b99cb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年2月2日 22時

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