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「もしもし?イデアだけど」

とはいえイデアが感動したのはオルトだけ。

両親に対しては心の中で悪態をついていた。

今更なんなんだ。という気持ちでしかなかった。

「イデア、先生方から話は聞いたぞ」

なんていう父の声から説教もどきは始まった。

イデアは言葉の意味を理解しておきながらも、

それを受け取ろうとはしなかった。

長々しい両親からの「ありがたーいお話」の内容を要約するとこうだ。

イデアが教室に行っていないのはメンタルが弱いからだ。

両親はそれが心配だから、イデアと同年代のカウンセラーを用意した。

これから少しずつでも頑張っていこう!

父さんと母さんは応援しています。

イデアはこう解釈した。

たった数行の内容にためにわざわざ40分も使ったことの意味がわからない。

全くもって生産的ではない。

余計なお世話というやつだ。

しかもそのカウンセラーとやらは同年代の女性。

引っ込み思案……というかコミュ障のイデアに喋れるわけが無い。

受け答えだけでもドギマギするに違いない。

最早嫌がらせの類ではないか?

イデアは早くもキレそうだった。

「兄さん……どうだった?」

オルトは兄の顔を伺った。

リアルの人間に嫌なことを言われた時の兄の面倒くささと落ち込み具合をオルトは身をもって知っていた。

「あー……なんていうか、メンタルが弱いからカウンセラーと話をしろだって」

「兄さんのために用意してくれたんだね」

「まあ……そうっちゃそうなんだけどぶっちゃけ大きなお世話っていうか」

「で、でも……」

「オルトぉ……拙者が同年代の女子と話せると思う?

父さんと母さんだって拙者が女子と快活なトークを繰り広げれるわけないってわかってるはずでしょ?

愛されてることはわかるよ、わかるけどさぁ……

マジで余計なお世話なんだよ。

……しかもカウンセリングは来週。

あーもう生きる希望なくしましたわ」

イデアはまたブツブツと独り言を繰り返すようになってしまった。

「もー、兄さん!

……僕もなるべくサポートするから。

きっと乗り越えられるよ、兄さんなら」

オルトはイデアに笑いかけた。

先に生まれたから兄だなんてバカバカしい。

そう思っていた自分をイデアは呪いたくなった。

自分のために悩んでくれている天使のような弟にこれ以上迷惑はかけてられない。

イデアは決心した顔をしてみたものの、自身は全くついていなかった。

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- リクエストありがとうございます!詳しく書いてくださったのでわかりやすいですね!書くのが遅いので順々になりますが必ず書きます! (2022年5月19日 18時) (レス) id: 8a6bf88ba9 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - リクで鬼滅の刃で夢主が妓夫太郎を養子にして夢主が妓夫太郎に付けた名前は飛鳥 妓夫太郎は夢主に依存して夢主は妓夫太郎を溺愛してる (2022年5月11日 18時) (レス) @page1 id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
- リクエストありがとうございます!承りました〜今書いているのが終わったら取り掛かりますね! (2022年3月18日 17時) (レス) id: 8a6bf88ba9 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクエストでアズールで甘で書いて下さい! (2022年3月17日 17時) (レス) id: 7ca7b99cb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年2月2日 22時

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