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「おや、オルトさん。こんにちは」
「アズール・アーシェングロットさん、フロイド・リーチさん、ジェイド・リーチさん、こんにちは」
オルトは人の名前を呼ぶ時、必ずフルネームで呼ぶ。
長ったらしい苗字でも必ずだ。
「僕の兄さんがどうかしたの？」
ふわりふわりと浮かぶオルトの姿にフロイドは釘付けだった。
「俺たちはさぁ、陸に足をつけるだけで精一杯なのにクリオネちゃんは飛んでんだね」
「うん。僕がこうやって飛べるようになったのは兄さんのお陰なんだ」
オルトは兄のアピールポイントだとばかりに笑顔になった。
「へぇ〜、ホタルイカ先輩やるじゃん。
……でもさぁ、なんでそんな凄いのにいーっつもビクビクオロオロしてんの？
鮫に追いかけられてるクマノミみて〜！」
フロイドはイデアに興味を持ったようで、イデアの方を見てヘラヘラと話しかけ始めた。
またなにか突拍子もないことを言い出すんではないか、この男は。
イデアは藁にもすがる思いだった。
「それにぃ、その燃えてる髪の毛。
水に入ったら消えんの？消えたらどーなんの？
……1回さぁ、俺たちと海でバカンスしようよ。
ホタルイカ先輩海似合わねーから面白そーだし」
フロイドはイデアの髪の毛をつんつんとつつき始めた。
「ああ、もう！拙者はバスケ部に入るような高身長イケメン陽キャに構われるような人間ではないので！
君たち幼馴染みでしょ！？
拙者そういうのに割って入る趣味は無いので！
帰ってゲームするんで！
早く帰ろオルト今すぐに！」
イデアはこれ以上絡まれたらたまったもんじゃないとばかりに
オルトを呼んで走っていった。
「兄さん、まだお話は終わってないよ」
オルトは優しく語りかけるが、イデアは下手な走りで全力疾走していたので、
「僕、兄さんを追いかけないと行けないから、さようなら！アズール・アーシェングロットさん、フロイド・リーチさん、ジェイド・リーチさん」
長ったらしく全員のフルネームを呼んで、オルトはギアを稼働させてイデアを追いかけていった。
イデアの走りは凄く遅く、オルトはギアを酷使する必要もなかった。
「……兄さん、どうして外にいたの？」
兄のナイーブな心に傷をつけてはならないとオルトは配慮していった。
「はあ、ちょ、ちょっと待って、タンマ！
拙者運動不足すぎて少しでも走ったら明日筋肉痛確定なんですわ……」
イデアはいつもの調子でボソリボソリと息を切らしながら喋りだした。
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港 - リクエストありがとうございます！詳しく書いてくださったのでわかりやすいですね！書くのが遅いので順々になりますが必ず書きます！ (2022年5月19日 18時) (
レス) id: 8a6bf88ba9 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - リクで鬼滅の刃で夢主が妓夫太郎を養子にして夢主が妓夫太郎に付けた名前は飛鳥 妓夫太郎は夢主に依存して夢主は妓夫太郎を溺愛してる (2022年5月11日 18時) (レス) @page1 id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
港 - リクエストありがとうございます！承りました〜今書いているのが終わったら取り掛かりますね！ (2022年3月18日 17時) (レス) id: 8a6bf88ba9 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクエストでアズールで甘で書いて下さい！ (2022年3月17日 17時) (レス) id: 7ca7b99cb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：港 | 作成日時：2022年2月2日 22時
