仲裁 ページ37
すると一人が口を開いく。七三分けの彼は左頬が腫れている。
｢どうしたもこうしたもねぇよ！二人で話してたらソイツが急に殴りかかってきたんだよ！！｣
｢なんでそんなヤツ庇ってんだよA！先に殴ったのはソイツだぞ！？｣
二人とも頭に血が上っている様で、怒鳴り散らしている。下手なことをいえば今にも噛み付いてきそうだ。
｢悪いのはそっちだろ！何も知らないくせに勝手な事ばっかり言うな！！｣
｢ちょっと善逸くん。落ち着いて...｣
なんだか前にもこんな事いってたな、と思いながらもなんとか善逸くんを落ち着かせる。今彼を前に出したらまた喧嘩になりかねない。
｢お二人も落ち着いて。確かに先に殴った善逸君が悪いです。ですがこれは少々やりすぎでは？蝶屋敷は喧嘩をするためにある訳じゃないんですよ。
......彼は私がきちんと言い聞かせておきますから｣
善逸くんは隊服を砂だらけにして、髪も傷んで、顔にもたくさん怪我をしている。
｢......そうだな｣
｢悪かったなA。.........おいお前、ちゃんと反省しろよ｣
やっと彼らは落ち着いたのか、一言ずついって庭を後にする。
｢この.....！｣
｢こら。先輩にあまり噛みつかないの｣
やりきれない気持ちの善逸くんは彼らに掴みかかろうとする。私は善逸くんの口を抑え軽く叱った。
彼らが退散した後、ムッとした顔で善逸くんはこっちを見た。
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くろすけ(プロフ) - いままでこのお話を読んでくださった皆様、素敵なコメントをくださった皆様、ありがとうございます。ご縁がありましたら、またよろしくお願いいたします。 (10月15日 13時) (
レス) id: 5d290dfab7 (このIDを非表示/違反報告)
くろすけ(プロフ) - それにあたりまして、今後『獪岳と同期の子の話』については、支部にて、「胡麻/瑠璃/ばりぼり/」というユーザー名のアカウントから更新させていただきます。 (10月15日 13時) (レス) id: 5d290dfab7 (このIDを非表示/違反報告)
くろすけ(プロフ) - Ms3さん» コメントありがとうございます。こちらの作品アカウントにログインできなくなってしまったため、今後このサイトから作品を更新することは一切ありません。しかし、私自身この作品に思い入れがあるため、別サイトにて修正、更新をさせて頂こうと思っております。 (10月15日 13時) (レス) id: 5d290dfab7 (このIDを非表示/違反報告)
Ms3(プロフ) - 全て読ませていただきました！今まで読んだ小説で一番好きです…文章の書き方が美しいです…更新まっています。乱文失礼しました。 (2022年1月30日 17時) (レス) id: 97ad62886e (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 月花さん» わからないです...村田さんは凄く好きなキャラクターなのでお名前知りたいです...、、 (2020年3月19日 10時) (レス) id: 2740432cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばりぼり | 作成日時：2020年3月4日 10時
