微かな記憶【レオナ・キングスカラー】 (ページ7)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:7,169 hit

７ページ7

「起きて＿＿さい！」

「相変＿＿らずっスね…さっさと起きて！朝ご飯もう出来てるんっスから！！」

『うっせぇな…』

「やっと起きた…さっさと着替えて朝ご飯食べちゃって下さい。今日は客が来てるんっスよ！レオナさんに！！」

『誰だ？』

「知らない女の人っス。多分レオナさんと同じくらいだと思うンスけど…」

珍しいな…

基本は兄貴に客が来るんだが…

『そうか』

はぁ…面倒だな。

これ以上面倒にならなきゃあ良いんだが………

______________________＿＿_

______________________

客は部屋で待ってると聞いたから来たんだが…

『居ねぇな…』

席を立ってたか

「こっち」

『あ？』

ぼんやりとした気配がする。

…そこか？

「急いで。手遅れになる前に行かなきゃ」

誰だ？

ギィィィィィィィィィン

『っぐあっ…痛………』

「こっち。こっちに」

「お願い。Aが死んじゃう」

途端に体が動く。

『A…？』

頭がズキズキ痛む。

『A………』

なんだ？

一体どこで聞いた？

『………Aっっ！！！！！！』