気づいてなかったんかい！ ページ19
「........けど、Aと離れるのは少し寂しいね......少しの間だったけど有難うね......。」
「え、うん......私こそ有難うね......？」
いや、ユウ......故郷に帰れない気が私はするんだけどなぁ...........。
「(うっ、教育者として胸が苦しいです.......。)
闇の鏡よ......この者をあるべき場所へ導きたまえ......。」
今度はユウが闇の鏡の前に立ち、学園長が闇の鏡に少し落ち込みながら言う。
え、何で落ち込んでんの？急にどうした？
「.......................」
......わー、デジャビュ！
「ゴ、ゴホン·······もう一度。闇の鏡よ、この者を·····」
「どこにもない······」
学園長の言葉を遮り、闇の鏡がそう言った。てか、だろうね！分かってたよ！
「え？」
「この者のあるべき場所はこの世界のどこにも無い······
無である。」
「やっぱね！そんな気はしてたよ！」
「え......なっ、Aさん？貴方分かってたんです......？」
「え、そうなの......？」
驚いた顔する学園長とユウ......いや、ユウは気付かなかったの？此処が、
「だって、此処異世界じゃん。」
異世界って事。
「「........」」
「「えぇぇ！！？」」
「わー揃ったー。」
てか、本気で気付いてなかったのか......。魔法とか有る時点で異世界でしょ。
まぁ、ユウは魔法の有る世界から来たから驚いて無かった、とかかも知れないけどね。
「嘘でしょう！？え、貴方の住んでる国は！？」
「我が愛しの日本だね！」
「わ、私も！」
ありゃ？ユウも同じなんだ......じゃあ何で気づかなかったんだろ？
「ユウも日本なんだぁ、でも何で異世界って気付かなかったん？」
「......そ、それが......夢だと思ってた！」
少し恥ずかしそうに、顔を赤らめながら言う......凄く可愛い！
「夢かぁ......リアルだし、感覚も同じだから思わなかったや......。」
「......って、そうじゃ有りません！日本なんて、聞いた事が無い地名ですよ！？」
「だって異世界の地名だし......。」
もしかしたら此処にも、同じ名前の場所が有るかもしれないけどね......！
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みみずく - ﾋｪｯ・・・めっちゃ好きです……更新頑張ってください (2021年6月9日 16時) (
レス) id: 719e5dac86 (このIDを非表示/違反報告)
島(プロフ) - 本当ですか！？とっても嬉しいです！(￣∇￣*)作者の励みになりますね！咲夜さん、コメント有難うございます！！ (2021年1月3日 17時) (レス) id: 6b6b596c5c (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - とても面白かったです！頑張ってください！ (2021年1月3日 16時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
島(プロフ) - ラムさん！コメント有難うございます！！イラスト、こんな感じで良かったですか？ (2020年11月26日 22時) (レス) id: 6b6b596c5c (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年11月26日 21時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：島 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=Kouno
作成日時：2020年11月9日 18時
