過去「あくねこ」 (ページ42)

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42話ページ42

部屋に戻りベッドにダイブをして数分

まだボスキが来る気配は無さそう

『んー…眠い…』

最近ミケはムーとよく屋敷の散歩に出掛ける

だから最初より一人の時間が増えた

ベッドに寝転がりながら天井の方へ手を伸ばして眺めた

指輪が無いのにこの世界にいるのがやっぱりまだ変な感じ

『…一回死んで､生き返る…ゲームみたい』

別の世界に来たから…生まれ変わった?とか?でも私今まで通り変わりは無いけど

まぁ考えてもわからないし一応ベリアンが調べてくれてるからいいか

暇だし…少しだけ寝よう

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「じ､ま…るじ､様!!主様!!」

『…あ…え､ボスキ…?』

「寝てる時に悪ぃな､天使だ｡今すぐ来てくれるか?」

『ｯごめん､すぐ行く』

「悪い…1匹なら問題ねぇが数が多くてな」

『んーん､早く行こう』

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･

天使の出現場所に到着し早速力を解放させようと唱えた

…でも

フェ「どういうこと…?何も起こらないけど」

『いつも通りに…間違えてないのに､なんで』

ボ「落ち着け主様!…もう1回やってみてくれるか」

一度深呼吸をして再び試すが結果は同じ

『力が…解放､できない…?』

ボ「仕方ねぇ…おいムー!屋敷にいる執事全員呼んできてくれ!!」

ム「わっわかりました!!」

フェ「主様は安全な所に｡大…丈､｡…かな…」

段々と私の意識が遠くなっていくのか声が聞こえなくなってきた

…どうして力が解放出来ないの

それじゃあ私…この世界に…いる意味､なくなるんじゃないの…?

この世界でも…私の存在する意味が､無くなる…?

そんなことを思うと同時に前の世界で散々言われてきた暴言が脳内にずっと響き渡る

" お前には生きてる資格なんて無い "

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