5話 ページ5
『…』
自室へ向かう途中
ボスキは怒ってるのか何も喋らない
『…あの、ボスキ』
「ん?どうした」
『えっと…ごめん』
「??なんで謝る…?」
『ハウレスと勝負できなかったこと怒ってるかなって…』
「…ちげーよ、そんなんいつでも出来るしな」
『ほんとに…?』
「アモンのやつと庭散歩したんだろ。…俺には散歩したいなんて言ってくれねーのに」
『そっそれはアモンに誘われて!それに暇だったから…』
「あーそうかい」
『ぼっボスキってば』
「…く…はははっ!…ほんと主様って可愛いな」
『ッ!!?かっからかわないで』
「ははっ悪い」
『もう…』
「くく…お嬢様はからかいがいがあるな」
『…やめてその呼び方』
「顔嬉しそうだけどな」
『ッ〜!そんなことないし!』
…たまにボスキは私のことをからかう
でも嫌だとは思ったことはない
「何か持ってくるか」
『大丈夫』
「そうか。…んで、散歩中は何話したんだ」
『なにって…ほとんど花についてだったかな。名前とか花言葉とかも』
「ふーん」
『あっボスキに似た青い花があって、すごく綺麗だったな』
「…」
『ボスキ?』
「…腹減っただろ、何か持ってくる」
『えっ別に大丈夫…ちょっとボスキ!』
…急に出てって、なんなんだろ
まぁいいか…フェネスから貸してもらってる小説読んじゃお
『… …』
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作者名:しゃか | 作成日時:2022年11月23日 20時