検索窓
今日:21 hit、昨日:11 hit、合計:6,504 hit

33話 ページ33

「どうした、眠れないのか?」


『そんなジッと見られると寝られない』


「……そうか、それならしょうがないな」


『ん?なに…ってなになになに!?!!?』



急に立ち上がり何かと思えば靴を脱ぎベッドに入ってくる

思わず上半身を起こして下がると腰に手を回され動かないようにされた




「何って添い寝だろ」


『ちっ近いってば』


「主様が逃げようとするからだろ」


『それはボスキが急に…』


「ほら、寝るぞ」



私から離れ寝転がり隣をポンポンと叩きながらおかしく笑うボスキ

…ほんとズルい



『…わかった…じゃあ…失礼します』


「ん。…これなら寝られるだろ」


『んー…どうだろ』


「子守唄でも歌うか」


『…歌えるの?』


「歌えるに決まってるだろ。なんだ?意外か?」


『歌うようなキャラじゃないと思って…子守唄はいいや。…聞き入っちゃってさらに寝れなくなりそうだし』


「そうだな…なら、これならどうだ」




そう言いながらピッタリくっついてポンポンと優しく叩いてくれる


最初こそは驚きと緊張で寝れる自信がなかったけどボスキの優しい手やたまに聞こえてくる声に安心したのか私はいつの間にか眠っていた




「…寝る前に一緒に寝てもいいか聞くの忘れたな。今日は戻るか…」




…起こさないように…よし




「ほんと…可愛いな」








___

34話→←32話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
38人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しゃか | 作成日時:2022年11月23日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。