19話 ページ19
「はぁ…なんでこんなことも出来ないんだ?お前をここにおいてやってるこっちの身にもなれ」
『…申し訳ありません』
誰かがミスをすれば必ずと言っていいほど私のせいにされる
…私の父親は有名な殺人犯。もちろんあちこちニュースで取り上げられたから周りは私の父親がその人だということを知っている
…おいてるって言ってもミスした時に私に濡れ衣きせるためでしょ
いつもならあっちの世界へ行きたいと思うのに今は行きづらくて行きたいとも思えなくなってしまった
…本当に、私は今生きてる意味はあるんだろうか
そんなことをこっちの世界へ帰ってくると考えてしまう
もしあっちの世界でこの力が無くなったら悪魔執事達は私が必要なくなる
今は皆私しかいないって言ってくれるけど私の力がなくなり他の人が現れたら私はきっと
…こんなこと考えるなんて、なんでこんな面倒な人になったんだろ
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ボ「…」
ム「ボスキさん?どうしたんですか?主様の部屋でボーっとして」
ボ「ムーか。…いや、別に」
ム「ロノさんがお昼できたって言ってましたよ」
ボ「もうそんな時間か。…いつもなら少し顔を出してくれるのに」
ム「え?…あ、そういえば主様来てくれないですね」
ボ「…」
ム「主様最近ずっと元気ないですよね…」
ボ「おいムー」
ム「何ですか?」
ボ「主様にそっちの世界で何かあったかそれとなく聞いてみてくれ。俺が聞いても流されちまうからな」
ム「なるほど…わかりました、聞いてみます!」
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作者名:しゃか | 作成日時:2022年11月23日 20時