過去「あくねこ」 (ページ12)

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12話ページ12

悪魔執事は魔導服を着ている

しかしその限界を超えればなんと悪魔化してしまうそうだ

…つい最近､バスティンが暴走してしまった

そこで不思議な体験をしそして悪魔と契約する際の条件を知ってしまった

『…』

ム「あーるーじーさーま!!」

『… …』

ム「ぜっ全然聞こえてないです…」

…バスティンの過去を見た時､私はこんなことで辛いだの限界だの言っていたのかと強く思った

きっと皆も同じようにめちゃくちゃ辛い経験をして悪魔執事になってる

それなのに…それ…なのに､私は…

ボ「おい!!!!」

『ッ!!?!?』

急に両手で頬を掴まれ大声にビックリして目を見開いた

さっきまでいなかった2人が目の前にいて私を心配そうに見ている

『どｯどうしたの大声出して』

ム「主様がボーっとしていたからですよ!!」

ボ「どこか具合でも悪いが?それとも痛むのか?前の出来事で怪我でもしたんじゃ」

『えっあっ…ごっごめん､怪我はしてないし体調も大丈夫､ごめんね』

ボ「本当に大丈夫なのか…?」

『うん､ちょっと昨日あんまり寝れなくてボーっとしちゃった』

ム「睡眠不足ですか…?」

『あははっうん､そうかも』

ボ「…」

『ごめんねほんとに､もう大丈夫｡それでどうかしたの?何か用事あった?』

ボ「ロノが主様に言いたいことがあるんだってよ､なんでも前頼まれた物が用意できたって」

『ッほんと?やった､早く行かなきゃ』

ム「頼んでた物ですか?」

『うん､良ければ2人も来る?』

ム「はい!!」

ボ「やることもねぇしな」

『じゃあ行こ』

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