呪いのおかげで〘吸血鬼すぐ死ぬ 〙

十夜 ページ10

『…あれ』



ここどこ……



あぁそういや…そうだ､私ロナルド君に迷惑かけたんだった




『今は…13時か』




ロナルド君起きてるかな…?てかこの棺桶なんだろ…


…あ…もしかしてコンビを組んだっていう吸血鬼の人が寝てるのかな






あまり音を立てないようゆっくり歩きドアをとりあえず開けてみた


するとそこにまた部屋が､事務所のような場所だ






『あ…ロナルド君ここで寝てたんだ』




いや私があそこで寝てたからここで寝てるのか



申し訳ないな…





「…」




こんな近くで見るなんて初めてだ


いやそりゃ別に付き合ってた訳じゃないし泊まるなんてそんなことしたことないから当たり前なんだけど





…ほんとに顔は凄く良いんだけどな




ちょっと残念な所が目立っちゃってあんまりモテてないなんて







『…そんな所も好きなんだけどね』





ダメだ…また､寝そう


起きてたい…もっ…と



ロナル…ド…く…










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「んー…あ"ぁ…腰いてぇ…」





やっぱここで寝んのダメだな…





「ぅ…はぁ……あ?…ｯどぅ!?えっ!!?なんっ?!…え?」





段々目が覚めてきて視界がはっきりした時


何故か目の前にAの顔が近くにあった






「なんでここに…は?え?なんで…」




急なことすぎて心臓がずっとうるさい



ビックリしたのもあるが…






「…まだ､そうか…俺…」





諦めってそう簡単につくもんじゃないんだな…




とりあえずA座ったまま寝てるからソファに寝かすか




…でもなんでここにいたんだ


目が覚めて…それでまた寝たのか





そうだとしてもなんであんな近かったんだ








「…わからん」








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