第二十五話 ページ25
「よく話を聞いてるぞ､授業中に居眠りをしているとな」
『そっそんな…しても授業中はたまにしか…』
「アホ｡…全く､放課後や休み時間で寝ているのはよく見かけるがな｡成績は悪くない､そこを直せば完璧なんだがな」
『眠いんですもん…無理…』
「はぁ…で､そんなお前がこんなとこになんの用だ」
『同じ師団の先輩が使い魔召喚の勉強したいって言うから本を探しに､私も前読んで分かりやすかった本があるんですけど思い出せなくて』
「そうか…それならこの本がわかりやすいぞ」
『どれどれ…あっ!!これだこれ!!私がわかりやすいなって思った本!!』
「先輩と言っていたがお前は勉強する気は無いのか」
『…すこーし…だけ』
「全く…次は召喚できるよう頑張るんだな」
『あっはいありがとうございます』
ずっと怖そうな先生だなって思ってたけど意外と優しいとこもあるのかな
…いやでも顔怖いわ
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『あれ皆いない､ショッピ先輩だけ?』
「もう帰りましたよ､少し残って勉強しようと思って」
『それでなんでビデオカメラ持ってるんだか…あ､ピコだ｡うわっちっちゃ〜』
「少し休憩です」
何を見ているのか気になり近づいて画面を覗くと見やすいように少しこちらにも傾けてくれた
ショッピ先輩ってたまーに優しいんだよな
普段悪魔よりも悪魔だけど
『めっちゃ可愛い…』
「語彙力どこいってん」
『可愛いんですよほんとに｡あっそれとこの本でしたわかりやすいの』
「あぁ､ありがとうございます｡Aさんも使い魔召喚勉強してましたよね､一緒にやります?」
『…確かに…最近サボってたんで一緒にやってくれるなら続くかも｡良いですか?』
「いいっすよ」
『やったありがとうございます､じゃあ今日は早速帰ってゲームしましょうか』
「話の流れ」
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作者名：しゃか
| 作成日時：2020年12月25日 13時
