第十六話 ページ16
『ちっちゃ〜』
ショ「ずいぶん弱ってますね…」
ト「はやく処置せなアカンな…」
『何したらいいのこれ』
ト「よしゾム!ちょっとお湯用意してくれへんか!なるべくたっぷり熱すぎひんぬるま湯で!チーノはタオル持ってきてくれ!」
「いっイエッサー!」
ト「俺は売店でミルクと食料調達してくるからショッピ君"達"は…」
『達???』
ト「念子ちゃんのお守り頼むで、Aはショッピ君がサボらんよう見張ってて」
『え??』
ショ「えっちょ!トントンさ…」
ト「急ぐぞトン!!」
『何で私念子じゃなくてショッピ先輩なの』
「…」
『先輩?…あ、先輩の手舐めてる』
「なんか掛けるものとか持ってないですか」
『寝るために置いてるひざ掛けなら』
「貸してくれます?」
『…先輩この念子気に入りました?』
「いや別に…もし風邪でも引かれたらトントンさんにうるさく言われそうなんで」
『じゃあ私が抱っこしますか?昔から体温は高い方なんで』
そう言い念子に手を伸ばすと何故か念子を遠ざけたショッピ先輩
『え?』
「え?」
『いや私が』
「なんか念子が全然離さないんで大丈夫です」
『ショッピ先輩が掴んで離さないように見えるんですげと』
「気のせいです」
『…気に入ってるじゃないですか』
「全然」
『って言いながらめっちゃ撫でてる。…この子も先輩のこと気に入ってますね。…ショッピ先輩と念子…ピコとか良さそう』
「え?」
『いやなんでも。先輩だけで大丈夫そうなんで私寝ますね』
「いやちょっと」
『…』
「嘘やん寝んの早…」
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作者名:しゃか | 作成日時:2020年12月25日 13時