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40話 ページ40

「Aちゃ〜〜〜ん!!!」


『うわっちょっ母さん!?』


「もう心配したのよ〜!!大丈夫だった?怖くなかった?怪我はない?」


「母さんと2人ですごく心配してたんだぞ」


『お兄ちゃん達来てくれたから大丈夫だよ、犯人も警察に渡したし』


「これで一件落着だね」


「くーくんくーちゃんほんとにありがとう!!」


「よくやったぞ2人とも」


『そういや父さん犯人達にヘタレそうな男が電話に出てたって言ってたよ』


「それ言わなくてよくない!?」


「あっそうだ!Aが好きそうなお菓子持ってきたんだ、部屋行って食べよ」


『ほんと?』


「晩ご飯出来たら呼ぶわね」


『わかった、兄さんも行こ』


「えぇ2人きりじゃないの?」


『兄さんも一緒!!』


「はははっもうわかったよ、怒ってるAも可愛いね」


『はいはい』








____________________









__________






『これ美味しい』


「でしょ?気に入ってくれると思ったんだ」


(まぁまぁだな)


『とか言いながらバクバク食べないでよ』


「そういえば前にあげたゲームやり終わった?」


『あと少しで終わるよ』


(早いな)


『やりまくってた。もしかして新しいのあるの?』


「今作ってるところだよ、出来たら送るね」


『ありがとう』


(ん?もう1つの箱は…)


「あぁこれ?これは楠雄へのお土産」


『コーヒーゼリーだ、美味しそう』


「結構有名なお店のらしいよ、食べる?」


『食べたいけど明日にする、晩ご飯あるし』


(じゃあ1つは今僕が頂く)


『ほんとに好きだね。…ねぇお兄ちゃん、兄さん』


「ん?」


(なんだ)


『今日ほんとにありがと、中々来ないからもしかしたら来ないんじゃないかって思った』


「行くに決まってるよ、僕らの大事な妹なんだから」


(誘拐した家を間違えたな犯人は)


『ほんとに。天才と超能力者の兄がいるなんて思わなかっただろうね』


「やっぱAにGPS埋め込もうよ」


『それやってみ次の日お兄ちゃんの部屋ゴキブリだらけにしてあげるから』


「冗談だよ冗談半分くらい」


(今すぐどっかへ飛ばすか)


『もう…』






仲良いのか悪いのか、よくわからないけど






でもそんな2人が私は





『…大好きなんだな』


「え?好き?愛してる?」


『そこまで言ってない』


「残念、僕も大好きだよA」


(…)


「楠雄は?」


(…好き…なんじゃないか)


『ふふ…はははっ、もう締まらないなぁ』









_おしまい_

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作者名:しゃか | 作成日時:2019年10月20日 11時

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