能力者の兄妹

36話 ページ36

よし…今日は急いで帰ってゲームしよう



昨日の続きがしたくて朝からうずうずしてる





「Aー!!帰ろ!!」


『あっ知代』


「帰りにスチバ寄ってくんだけど行く?」




う…心美の誘い…


…行きたい…けど…ゲーム…







うん…夜更かしすればいいか







『ん､行こっか』









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知「心美の新作だっけ?一口だけちょーだいっ…!!」


心「じゃあ知代のも一口」


『…』


心「Aのも一口ちょうだい」


『えっあ…はい』


知「心美だけズルい!!私も欲しい〜」


『ははっ…はいはい』




…こんな友達同士がやるようなこと出来るなんて



なんだろこの変な気持ち




知「A?どうかしたの?」


『んーん､別に｡私にも知代と心美の一口ちょーだい』








…たまにはゲームとかするんじゃなくて放課後友達と遊ぶのもいいかもしれない





心「A最近笑うようになったよね」


知「わかる!!最初はずっと斉木君と似たような感じでくらーい感じだったのに」


『楽しいって思うことがあんまりなかったから』


知「じゃあ今は楽しいって思ってくれてる?」


『知代と心美と一緒に帰りながらこうやって話すのは楽しい…と思ってる…と思う』


心「ふふ…それならよかった」


知「あっねぇねぇプリクラ撮って撮ろうよ!!Aが楽しいって言ってくれた記念に!!」


『なんの記念なのそれ』






なんておかしくクスクス笑えば2人は少し驚きながらも一緒に釣られ笑い合う





…あとでお兄ちゃんに仲のいい友達が出来たって写真送ろうかな



少し心配してくれてるみたいだったし









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