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32話 ページ32

「あら、すごく美味しそうね」


『味は自信ないけど食べてみて、おじいちゃんも』


「……あぁ」
(あまり話しかけてくれないAがおじいちゃんと呼んでくれたーーっ!!!しかも手料理じゃと??これは神棚に飾り一生大事にとっておくべきではないのか?あぁ楠雄も空助も美味しそうに食べてダメじゃ川が見えてきていや孫の手料理を食べるまでは)



(うるさい長い、こんな長いの読むの疲れるだろ)


なんの話


(こっちの話だ)


「Aの卵焼きすごく美味しいよ、ほらあーん」


『しっしなくていいから、ここ置いてよ』


「え〜もう照れ屋さんだね」


『気持ち悪い…』


「ん?かっこいい?」


『大丈夫?』


「あら、すごく美味しいわ。味噌汁も味もちょうどよくて」


『お兄ちゃん達が味見してくれたから。…初めて3人で料理したけど楽しかったしまたしたい』


(別に3人でやる必要は無いだろ)


「楠雄はいらないよね?」


(は?)


『喧嘩しないでよ、ご飯中』


「喧嘩なんてしてないよ〜ほら仲良し兄弟でしょ?」


(近づいてくるんじゃない)


『もう…そうだ、兄さん何時頃帰る?』


「もういっそのことここに住んじゃえば」


『お兄ちゃんこの卵焼きあげるから黙ってて』


(昼頃でいいんじゃないか)


『じゃあ昼頃帰るね』


「えー僕もっとAといたいんだけどな」


『…また来るから』


「じゃあその時までにまた新しいゲーム作っておくね」


『ありがとう』


「あっそうだ!帰っちゃうんだからご飯食べたら2人で散歩しない?」


『2人って兄さんは?』


「楠雄は留守番、ほら帰ったら独り占めされるし」


『何言ってるんだか…まぁいいけど、いい?兄さん』


(やれやれ…なら僕は家でゆっくりしてる)


「今回はAと二人きりのデートなんだから邪魔しないでよ楠雄」


(変なことをしなければな)









__

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作者名:しゃか | 作成日時:2019年10月20日 11時

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