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4話 ページ4

「あっAちゃーん!」


『ねぇ大声で名前呼ばないであと歩くなら5キロ離れて歩いて』


「なんでっスか!?あ〜もしかして俺とデートするのに緊張してますー??大丈夫ッスよ緊張し」

『てないから安心して。恋人と間違われたくないだけ』


「えーいいじゃないすか」


『消えて』


「相変わらず冷たいッスね…それでどこ行きます?」


『あぁそうそう場所ね。…んー…』




歩くのをやめて鞄から携帯を取り出し行く場所を探す


歩きスマホは危険だからね





『あ、ここは?結構人気でオシャレのカフェ。味も美味しいって評判いいんだ』


「じゃあここにしましょう!!」


『んー、道はこっち』


























「へー中々いいとこッスね今度ナンパしたらここ連れてこよ」


『おい』


「えっもしかして嫉妬!?もう〜Aちゃん可愛いっスねぇ」


『ほんといい加減土に還れ』




にしても…中々いい場所だ


…あ、珈琲ゼリーもあるじゃん




今度兄さん誘ってみようかな






「お待たせしました」




鳥束が何かベラベラ喋っていたが半分以上聞き流しメニューを見ていると頼んだものが運ばれてくる




『美味しそう…』


「写真撮って誰かに送るんスか?」


『友達に』




…あとお兄ちゃんにも送ってやるか




そう思い知予と心美が入っているグループとお兄ちゃんのトークルームに写真だけをのせた


するとすぐに返事が来た

そして通知の嵐




«すごく美味しそうだね»

«Aから連絡するのってすごく久しぶりだね僕凄く嬉しいよ»

«まさかこれ男と行ってないよね»

«1人?ねぇ1人だよね?もしかして楠雄?»

«それか楠雄以外の男?楠雄も嫌だけど楠雄以外の男とデートなんてお兄ちゃん許さないよ!!今すぐ日本に行って猿よりもバカなその男に僕が天誅を下してあげるから待っててねA»





キモイキモイキモイキモイなになになに




「すごい通知ッスね…」


『…心美と知予がグループで会話してるだけだから、今切った』




とりあえず本気でこっちに来そうだから…




«1人だから日本来なくていいよやめて»





まぁ本当に来たら兄さんに送ってってもらえばいいか





「…Aさん」


『急になに』


「いや、パンケーキの他に珈琲ゼリーも頼みましたよね…それって斉木さんに美味しいかどうか教えるためっスか?」


『そうだよ』


「ほんと斉木さんと仲良いっすよね〜」


『…どう…だろうね』









____

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作者名:しゃか | 作成日時:2019年10月20日 11時

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