20話 ページ20
「ねぇA」
『なに』
「学校はどう、前の学校みたいにいじめられたりしてない?」
『…今はこの能力の事隠しながら生活してるから』
「そっか、よかった。何かあったらすぐ言ってね」
『兄さんよりも怖いことしそうだから言わないでおく』
「はははっそんな酷いことしないよ〜」
『信用出来ない』
(やれやれ…でも何かあったらすぐに言ってくれ)
『…わかった』
「なんで楠雄はよくて僕はダメなの〜〜」
『ひっついて歩かないでよお兄ちゃん!!!』
(離れろバカ)
「もう〜僕長男だよ??」
『そういやそうだった』
「酷くない??」
『冗談だって』
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『ただいま』
「おかえりなさい〜」
『はい、頼まれたものちゃんと買ってきたよ』
「ありがとう、じゃあご褒美に」
『もしかしてプリン作ってくれたの?』
「久しぶりにね〜くーくんも食べて食べて!!」
「もちろん食べるよ!ほらA、あーんしてあげる」
『土に埋めるぞ』
「もう〜照れなくていいのに」
(やれやれ…僕も久しぶりに食べるか)
『なにが久しぶりだよ昨日私の食べたくせに』
(昨日は全部お前が悪い)
『……その通りだから何も言えない』
「あっそうだ楠雄!!勝」
(忙しい)
「ふーん…じゃあ僕の不戦勝でいいね」
(……ゲームでいいな)
「うん」
『…ねぇ今回勝負とかじゃなくて普通にゲームしようよ』
「えっ?」
『3人でゲームしたい、いいでしょ?お兄ちゃん、兄さん』
「もう〜Aのお願いなら仕方ないな〜」
(…やれやれ…面倒だがお前がやりたいならやる)
「ふふっ…ほんと3人とも仲が良いわねぇ」
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作者名:しゃか | 作成日時:2019年10月20日 11時