私の子犬2 [入間銃兎]

夜は二人きり ページ33

『寝た?』


「あぁ､今さっきな」


『ん､お疲れ様』


「ホットミルクか…久しぶりだな」


『最近コーヒーばっかだったから久しぶりに飲みたいなーって｡…嫌だった?』


「嫌なわけないだろ｡なんか久しぶりだな､こうやって二人でゆっくりするの」


『そうだね』


「…膝､来るか?」


『えっ?いいよ別に』


「ほら来いって」




腕を掴み引っ張るので仕方なく膝に座り抱きつく

こうやって銃兎から言われるの初めて…かな




『んーー…懐かしい』


「はははっ､だな｡…久しぶりにお前とこういうことが出来て凄い幸せだ」


『私も』


「なぁ」


『んー』


「ずっと俺の傍にいてくれてありがとうな」


『どうしたの急に』



と､笑いながら聞くと少し離れ頬に触れる




「気分」


『あははっなにそれ｡…ねぇ誕生日プレゼントなんだった』


「(人1)か?手紙貰った､内容はお前と似たような感じだったな」


『はははっそうなの?…というかいつの間に読んだの』


「こっそりとな｡…泣くかと思った」




最後だけは抱きしめる力を強めボソリと呟く



『…ははっ』


「今笑ったな」


『笑ってないー｡…可愛いなぁって思ったけど』


「あんなの貰ったら誰でも泣くだろ｡…ありがとうな」


『いえいえ』


「はぁ…久しぶりにお前の匂いをかいだ」


『汗くさくない?』


「いい匂い」


『よかった』


「今度温泉にでも泊まりに行くか」


『温泉か〜行きたい』


「じゃあ行くか」


『うん､(人1)と一緒に決めよ泊まるとこ』


「そうだな｡…明日はちょうど休みだしまだゆっくり出来そうだな」


『はははっ､今日はいっぱい甘えてきていいよ?』


「…さんきゅ」









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