私の子犬2 [入間銃兎]

みんなで森に ページ37

『理鶯さんそっち出来ました?』


「あぁ､完成した」


『よかった…!!左馬刻さん､銃兎､(人1)!』


「…もう…できたのか…」

「…(人1)平気なのかよ」

「………虫…やだ…」




なんて3人でボソボソ話しているがある2人には全く聞こえていない




『へぇ〜これも調理できるんですね』


「あぁ､これは今日調理できなかったが素揚げにするといいぞ」


『…虫の見た目凄いですけど､毒とかないんですか?』


「この虫にはないな｡大丈夫だ」




「お父さん､お母さん達何話し……いやっっ!!!!お父さん虫!!虫!!!!なんかついた!!」


「ちょっっなんだそのデカいの!!まっまて動く…っうわ!!!!ちょっお"い左馬刻てめぇも手伝えや!!!!」


「(人1)動くな今とってやる…から…うわっんだこれ…って飛んでくんじゃねぇよ!!!!」


『あっ!!…これ料理したらどうなります?』




左馬刻の方へ飛んで行った虫をパシッと捕まえ理鶯に見せるA

また楽しそうに話す2人




『…ん?あれ3人共どうかした?すごく疲れた顔してる』


「腹が減ったのか?…すまない､Aと話し込んでしまった」


『折角作ったのに冷めちゃいますね､食べましょうか』


「……お父さん…私お腹痛い…というかお母さん凄い…」


「奇遇だな…俺も腹が痛くなってきた…アイツ素手でアレを…」


「つかなんで俺まで誘われてんだよ…」


『どうぞ､食べてください!頑張って作ったんです』



理鶯､Aの期待した眼差し

これで残すなんてことはできない




「…(人1)､食べたくなかったらお父さんか左馬刻の皿においていいぞ」


「んーん…少しは､食べる…味は美味しいから｡…お母さんの料理どれも美味しいから残したくない」


「ははっ､そうだな｡…いただきます」


「いただきます」


「…いた､いただき…ます」









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･





『んーっ…やっと家着いた』


「水…飲みたい…」


『2人共大丈夫?もしかして…今日､嫌だった…?』


「いや､そういう訳じゃない｡…正直虫は苦手だがお前の料理は全部美味いからな｡今日も味は美味しかった｡…(人1)も言ってたぞ､お前の料理は全部美味しいから残したくないって」


「っ!!お父さん私そんなこと言ってないもん!!」


『あははっ､ざーんねん聞こえてたよ?』


「う…」


『アイスあるから皆で食べよ､ね?』


「あぁ､そうだな」







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