幼馴染『山田二郎』

にわ ページ2

「女だからって調子乗んなよ!!」


『いたっ…』




小学一年生

何故かよく上の学年の男の子にいじめられていた

突き飛ばされズボンは汚れ手を少しだけ擦りむいた
泣いてもやめてはくれない



「やめろ!!!」



横から思い切り突き飛ばしてすぐに私の前に立つ男の子


山田二郎君


いじめていた男の子は覚えてろ!!なんてクサイセリフをはいてどこかへ走っていく



『じろ…君』


「大丈夫か?…あ､擦りむいてる」


『大丈夫だよ､じろ君ありがとう』


「べっべつに…兄ちゃんが女の子いじめるのは強い男がやることじゃないって言ってた」


『はははっ､それならじろ君は強い男の子だね』





なんて言うと少しだけ頬を赤くさせ立ち上がる



「…ん､帰ろ｡じゃないと母ちゃんに怒られる」


『うん!!』









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「え…転校…すんの?」



私とじろ君が小学三年生の時､親の転勤で私は転校することになった



『うん｡…愛知の方だけどね』


「そっ…か…」


『またいつか会えるよ｡絶対に』


「…絶対､帰ってこいよ」


『うんっ』


「ずっと待ってるから｡…あの約束も絶対守るから」


『私がじろ君のお嫁さんになって幸せにしてくれる､でしょ?』


ニコリと笑って答えるとじろ君はへへっと笑いながら頷く


じろ君は私に近づくと頬に軽く触れるだけのキスをした

離れれば耳まで真っ赤になっている




「ま､またな!!A!!!」


『うん｡…またね､じろ君!!』









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小学生の喋り方がわからない(˙◁˙)ﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟｧ





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