お話..33 ページ33
「はぁっはぁ!!」
『…あ､零』
「お前…階段から落ちたって…大丈夫か?痛いか?」
『大丈夫だよ｡…あ､ハロは風見さんだっけ｡その人が見てくれてるから』
「…よかった､よかった…」
よろよろとしながらAに近づき優しく抱きしめる
『ちょっと頭打っちゃったけど…それと完全に左手首の骨やっちゃった』
「…ちょっと?」
『いやさ､いきなり背中押されたから左手でなんとか落ちないようにしたけど着地失敗して頭打って軽い脳震盪を…』
「なるほどな…犯人は?」
『最近通り魔の事件多いでしょ?それでパトロールしてた警官が取り押さえたんだってさ､私が行った公園人通り少ないからまわってたんだって』
「じゃあもう解決はしてるのか」
『うん｡というか仕事大丈夫なの?』
「お前が階段から落ちたって連絡来て仕事なんかできるか」
『あははっ､そっか｡…ごめんね心配かけて』
「いい､謝るな｡…その手じゃ料理しづらいだろ｡その怪我が治るまで早めに帰るようにする」
『右手は無事だから大丈夫だよ』
「片手じゃ危ないだろ｡いいから待ってろよ」
『はいはい』
「…本当によかった､お前とまた会えなくなるんじゃないかって思った」
『なっ泣いてる!?』
「…お前一回俺の前から消えただろ｡だから焦ったんだよ…」
『ごめんごめん｡…もう零の前から消えたりしないよ』
「ん…約束な」
『はい､約束｡…てかよかったね､元殺し屋が彼女で｡普通の彼女だったら今頃大怪我だよ』
「はははっ…本当だな｡今日は仕事家でやることにした」
『そうなの?』
「あぁ､それにもう一回診察したら帰ってもいいと言っていた」
『そっか､じゃあ先生呼んで早く帰ろ』
「そうだな｡…家に帰ったら色々覚悟しておけよ」
『え"っ……』
___
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 251人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くら(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます､修正しました｡申し訳ありません( ..)" (2018年10月5日 7時) (
レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 34話に誤字がありました。「デコピンされたり」ではなく、「デコピンされたい」です。 (2018年10月4日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くら
| 作成日時：2018年8月11日 0時
