お話..26 ページ26
朝起きるといつも通り零はいなかった
『…って…13時って…ごめんねハロ｡寝過ぎちゃった』
「くーん」
『よしよし｡…おはようハロ｡昨日零と起きてたから起きるの遅くなっちゃった､ごめんよ〜』
わしゃわしゃと頭を撫でそのまま抱き上げる
『…零､今日は何時に帰ってくるんだろ』
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夜2時半
ガチャっと静かにドアが開いた
「…っ!?!!…お前､なんで起きて…」
ドアが開いたと同時に私は零に抱きついた
『…おかえり』
「た､ただい…ま…」
『ご飯､食べた?』
「あぁ食べてきた｡…風呂入って寝る」
『ん､待ってる』
「…言っても無駄だと思うが､寝てもいいからな」
『ふふ…はいはい』
ベッドに座り小説を読む
『…ダメだ読むと眠くなる…』
読むのをすぐにやめ床に座りボーッとする
今まで頑張って起きてたんだ､寝るわけにはいかない
『…』
寝てはだめだと思っていてもコクンコクンと頭は下をむいていってしまう
「はぁ……ん?お前…おーい｡…座ったまま寝たのか?」
相手に触れてみると幸せそうにして眠っていた
優しく頬を撫で唇にキスする
「俺も寝るか｡…約束通り明日疲れを癒せよ､A｡おやすみ」
Aを抱き上げてベッドに優しく寝かせる
「…ホント､お前は可愛いな」
･
･
･
『…んぁ…んーーっ…はぁ､あれ…?』
「おはよ､よく寝たな」
『なんで…いるの?』
「なんでって､休みだから」
『…休み…??』
「なんだその嘘でしょみたいな顔は｡…約束通り今日は俺の疲れを癒してくれよ」
『や､約束?』
「忘れたか?」
『え…っと…あぁあの時か｡そういやそんなこと言ったっけ』
「てことだから」
『っ､ちょっと…起きないの?』
「抱きしめたい､特にやることはないんだ､いいだろ?」
『…はぁ､わかった｡零の気が済むまでこうしてるよ』
「あぁ｡…ありがとうな」
『晩ご飯はどっか行きたいなー??』
「ふはっ､それが目的か｡…わかった､連れてってやる」
『やった､楽しみにしてる』
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くら(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます､修正しました｡申し訳ありません( ..)" (2018年10月5日 7時) (
レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 34話に誤字がありました。「デコピンされたり」ではなく、「デコピンされたい」です。 (2018年10月4日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くら
| 作成日時：2018年8月11日 0時
