よんじゅうに ページ42
そのまま無言で歩き続ける二人
私は数歩離れて歩こうとゆっくり歩いたりしているのだがこの人は私に合わせようと必ず隣を歩く
「…どうしてそんなに遅くなったり速くなったりするんです?」
『え?いや…別に､あの……なんでもないです』
「ははっ､そうですか…昨日の方は彼氏さんですか?」
『いいえ､ただの友人ですよ』
「おや､そうだったんですか｡てっきり僕と話しているところを見て妬いて連れて帰ったのかと」
『…着きました』
その質問に返事はせずにポアロの中へと入る
しかしそこから地獄が始まった
「いら……っしゃいませ」
一瞬顔をひきつらせたがすぐに安室透の笑顔になる
そう､いたんですあの男
『…今日､休みじゃ』
「梓さんが急な用事があると言ってこの時間は代わりに僕が｡…デートですか､Aさん」
『……別に関係ないですよね』
「デート､なんですか?」
次は私に近づいて腕を掴んでくる
それも強く
『い…ち､違います…ただお茶するだけです』
そう言うとすぐに手を離し私達から離れる
私は沖矢昴さんをいつもの席に案内する
「いつも窓際の席に座るんですか?」
『はい』
「…あの､聞いてもいいですか｡片目」
『……帰りに話します｡それより注文は決まりました?』
「Aさんは」
『よく来てるので決まってます』
「常連なんですね｡…すいません､僕はコーヒーを」
「はい…コーヒーと､いつものでよろしいですか」
『…アイスコーヒーで』
「はい､少々お待ちください」
…なんであんなに私のこと睨んでくるんだか
── 頼むから…俺以外の男と会おうとするな…
「…っ､大丈夫ですか?」
『え…?』
「顔真っ赤ですよ…?」
『あ…いや…暑い､ですね』
…何を思い出してるの
顔の熱が中々冷めない
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くら(プロフ) - ばななウユさん» コメントありがとうございます!!あぁっ嬉しすぎますヽ(；▽；)ノ 一気読みですか!!ホントにありがとうございます(*´`)更新頑張ります!!♪ (2018年6月9日 18時) (
レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
ばななウユ(プロフ) - あー！！二人とも可愛い！！特に夢主ちゃん可愛いー！！あ、面白くて一気読みしちゃいました！更新頑張ってください！(≧ω≦)ｂ (2018年6月9日 16時) (携帯から) (レス) id: 3a0d3f61ca (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - Nanaさん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますね(^^♪ (2018年5月30日 13時) (レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
Nana(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます(´ｰ｀) (2018年5月30日 11時) (レス) id: 30ca364d2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くら
| 作成日時：2018年5月27日 21時
