無表情〈降谷零/安室透〉

にじゅうよん ページ24

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…何故か遠くから声がする


いや…遠いのか?




数人の子供の声がする






『…だ､れ…』


「あっ起きた!!お姉さん大丈夫?」


『…え…』




目を開ければ5人の子供が私のことを見ていた



『…誰…』


「今お医者さん呼びましたよ!!」


『あの…誰…?』


「僕達は少年探偵団です!」


『少年…探偵団…?』


「お姉さんが道に倒れてたから急いで救急車呼んだんだよ!大丈夫?」


『…あ､はい…』


「お姉さん､どうして怪我したの?転んだの?」


メガネをかけた男の子が私に質問をする



『…いや､空き巣に入られて』


「空き巣?…そういえば学校で言ってましたね」


「あれ､そうだったか?」


「ちゃんと先生の話聞かないとダメですよ元太君!」



本当この子達は誰…
名前…元太…君?しかわからんぞ


『あの…名前は…』


「私は歩美!」


「あっ自己紹介がまだでしたね…失礼しました｡僕は円谷光彦と言います」


「俺は元太!」


「僕は江戸川コナン」


「…灰原哀」


『……A､です』


「お姉さん空き巣に入られたって言ってたけど大丈夫だったの?」


『さぁ…通帳とかは一応わからない場所に隠してるから…』


「確認してないの?」


『うん…』


なんだろ…このメガネの子に色々聞かれるのなんか警察に事情聴取されてるみたい



「大丈夫ですか?」


するとガラッと扉が開き白衣を着た男性が入ってくる


「お姉さん空き巣に入られたんだって!!」


「空き巣に?それは大変だ…今すぐ警察を呼んでくれ」


「はい」



そう言い看護婦さんが出ていった









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「では､お大事に」




頭を下げて病院から出ていく









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