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じゅうろく ページ16

『ゲホッ…お粥買っとけばよかった…』




今私の家にあるのは前に特売で買ったカップ麺
…作る元気なんてないのでこれを食べるしかなかった




『お父さん…怒るだろうな』




一人で軽く笑いながら食べ終わったカップ麺を台所へと持っていく




『ゲホッゲホッ……治ったら、洗お』





私の台所は今大変なことになっていた
昨日の夜使った食器がある




昨日雨が降ってきたのでそれでやる気をなくして明日やろう、と思った
他に洗濯も昨日の分はまだしていない。明日でいいかと思ってしまって




しかし…熱が出た







薬を飲んでベッドに横になり布団を頭までかぶる
暫く目を瞑ればすぐに夢の中へと行けた























あれから数時間が経った、時刻は17時
まだまだ寝れたのだがチャイムの音で目が覚めた




『…んっ…何…』




ヨロヨロとしながら壁を伝って玄関へと向かう





『…はい』



ガチャッ



「Aさ」



バタンッ!!





……なんかいた





「Aさーん、開けてください」


『帰ってください』


「熱、出したんですよね。店長さんから聞きました。開けてください」




店長…言わなくていいのに…



『かえっ…ゲホッゴホッ!!……帰って』


「……ドア、壊されたいのか」




突然優しい声から低く冷たい声に変わる





『…いいか、ら…ゲホッ…帰って』



「開けろ。開けなければ今すぐこの扉を壊す」






こいつ本当に警察の人間なのか??





仕方ない、そう思い扉を少しだけ開けると思い切り引っ張られそのままあの男の胸にダイブした







「…玄関先で…困ります」



安室透で話す降谷零



『気持ち悪…』


そう言いながら離れ数歩下がる


「それは気分がですか?」


『…いいから。で、なんの用』


「心配だから来たんですよ、ご飯はしっかり食べていますか?薬は飲みました?」








…一瞬…一瞬だけ、降谷零がお父さんに見えてしまった



そうだ…前に、熱を出した時お父さんは仕事を無理矢理終わらせて家に来てくれたっけ
それで…この男と同じことを言われた






『…別に…大丈夫です』







…ダメだ




どうして…






どうしてこの男の前で






泣いてしまったの









顔を見られないよう急いで中に入ろうとした時




後ろから抱きしめられ、足が止まる









「…泣くな、俺がいるだろ…」







__

じゅうなな→←じゅうご



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設定タグ:安室透 , 降谷零 , 名探偵コナン   
作品ジャンル:ギャグ
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くら(プロフ) - ばななウユさん» コメントありがとうございます!!あぁっ嬉しすぎますヽ(;▽;)ノ 一気読みですか!!ホントにありがとうございます(*´`)更新頑張ります!!♪ (2018年6月9日 18時) (レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
ばななウユ(プロフ) - あー!!二人とも可愛い!!特に夢主ちゃん可愛いー!!あ、面白くて一気読みしちゃいました!更新頑張ってください!(≧ω≦)b (2018年6月9日 16時) (携帯から) (レス) id: 3a0d3f61ca (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - Nanaさん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますね(^^♪ (2018年5月30日 13時) (レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
Nana(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます(´ー`) (2018年5月30日 11時) (レス) id: 30ca364d2d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くら | 作成日時:2018年5月27日 21時

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