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第7話 ページ8

「──の──あの──大丈──の──」

誰かに揺さぶられ、私は目を覚ました。
目の前には何処かで見たような少女が立っていて、私を必死に介抱してくれていた。

「……う……」
「あ! ……大丈夫ですか?」



「へぇ……そうなんだ」

簡単な自己紹介を済ませ、この場所について少し聞く。
話を聞く限りは、此処はゲルテナの作品(?)たちが動き回る、絵の中に描かれた美術館で、私は此処で一人で倒れていたらしい。 そして彼女も、たった一人で此処まで進んで来たらしかった。それも、たったの九つの少女がである。

「凄いんだな、君」
「いえ……」

彼女は控えめに笑った。
私は体を起こす。 「息吹」と名付けられた大きな絵画が私の事を見下ろしていた。

「ううん……体が重いな」
「大丈夫、ですか?」
「うん」

衣服に付いた埃をパンパンと叩き落とす。衣服に触れて気がついたが、私の服は微塵も濡れていなかった。

「うん……? まぁいいや、進もう。 私も今から付いて行くよ。 互いに一人じゃ、不安だろ?」

少女は──イヴは小さく頷いた。

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悪魔(プロフ) - たけのこご飯さん» ありがとうございます! (2016年2月18日 0時) (レス) id: f1c6c4be71 (このIDを非表示/違反報告)
たけのこご飯(プロフ) - 文章の構成とか、ひとつひとつの文がすごくいいと思います!素敵、です!更新、楽しみにしています! (2016年1月18日 20時) (レス) id: fc18aada40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あくまん x他1人 | 作成日時:2015年10月22日 21時

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