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お見合い 12 ページ42

ー陸side

リビングへ行って、Aから聞いた話をユーリさんたちに伝える。

あの2人が両想いだと聞いて、その場にいた全員が呆気に取られていた。

その間に冷凍庫から氷を取ってビニール袋に入れる。

氷を持って部屋に戻ると、Aが抱き着いてきた。



陸「わっと。」



彼女の身体を抱き止めてベッドに促す。



陸「はい。」



袋を手渡すと、彼女は小さくお礼を言った。

ベッドに腰掛けて目に氷を当てる。

俺はAの銀髪を指で梳きながら言った。



陸「びっくりしたよ、昨日。」

A「昨日…?」

陸「レオさん。」

A「あ…、ごめんなさい。」

陸「いやいや、Aが謝る必要は無いんだけど。」

A「…なんか、レオ昔からあんな感じで。」

陸「あぁ、そうなんだ。
一瞬元彼かと思った。」

A「えっ、や、違…!」

陸「うん、分かってる。
だけど、ちょっと嫉妬した。」



そう言うと、Aが、俺に、キスした。



陸「!?」



驚いて目を見開く。

Aは目を閉じて無防備な顔を晒していた。

…そう言えば、Aのキス顔見るの初めてかも。

あ、やばい。

可愛い。

唇が離れる。

Aは顔を真っ赤にして俯いた。



陸「よく出来ました。」



彼女の頭を撫でる。

すると、彼女は耳まで赤くして俺の胸に顔を押し付けた。



陸「どうしたの?」

A「…。」



無言でぐりぐりと俺に頭を押し付けるA。



陸「あ、そうだ。
A、そろそろ寝なよ。
夜更かしはお肌によくないよ。」

A「…陸さんと、一緒に寝たいです…。
ダメ、ですか…?」

陸「いいよ。」



そう言うと、Aは花が咲いたような笑みを浮かべた。

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直実(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!めちゃくちゃ励みになります!これからも応援していただけると大変嬉しいです (2019年12月20日 18時) (レス) id: 993595d907 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きですRIKUくんと北人君と樹君と翔吾君と壱馬君とまことくん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月20日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:直実 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu  
作成日時:2019年12月15日 14時

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