兄と姉、そして弟 5 ページ27
ｰAside
あの後、ユーリたちも一緒に力矢さんのカレーを食べた。
今はお酒も入って皆でリビングで騒いでいる。
私はミナとキッチンで簡単につまめるものを作っていた。
ミナ「ねぇ、A。
陸くんのこと、好き？」
A「…うん。」
ミナ「…そう、良かったわね。」
A「どうしたの、急に。」
ミナ「…そうね、Aには言っておこうかな。」
そう言ってミナは包丁を置いた。
ミナ「…私ね、お見合いするの。」
A「…は？」
ミナ「ユーリやレオには言わないでね。」
A「なんで…、誰と？いつ？どこで？」
ミナ「明日、帝国ホテルのラウンジで。
知り合いの甥っ子さんとね。
私より3つ年上で、会社を経営してるんだって。
私ももう再来年で30だし、翔吾への片想いは実りそうにも無いもの。」
A「…その人のこと、好きなの？」
ミナ「まさか。会ったことも無い人よ。
…だけど、好きになる努力はしてみようと思ってる。」
A「ミナ…。」
ミナ「じゃ、これ持って行くわね。
Aも早くいらっしゃい。」
A「…うん。」
頷いたものの、私はその場から動くことが出来なかった。
アンリ「A？どうした？」
顔を上げると、アンリがいた。
A「…アンリ。」
アンリ「体調悪い？」
A「…大丈夫。」
アンリ「そう？ならいいけど。
Aも早くおいでよ。」
A「うん。」
リビングに行くと、そこはカオスだった。
ユーリは力矢さんと樹さんと海青さんと筋肉の話で盛り上がっていて、北人さんとレオは揃って眠りこけていて、泣いている陣さんを壱馬さんが冷静な目で見ていて、ふざけている翔平さんを彰吾さんがしばいていて、健太さんは瑠唯さんに抱き着いている。
アンリはさっさと壱馬さんや健太さんたちお酒の強い人組のところへ行ってお酒を飲み始めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 782人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
直実(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ励みになります！これからも応援していただけると大変嬉しいです (2019年12月20日 18時) (
レス) id: 993595d907 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きですRIKUくんと北人君と樹君と翔吾君と壱馬君とまことくん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月20日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2019年12月15日 14時
