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兄と姉、そして弟 4 ページ26

ー陸side

A「…男は身長じゃない。」

レオ「俺の方が格好良いし。」

A「…好みは人それぞれだし、私は陸さんの方が好き。
レオなんかより陸さんの方が格好良い。」

レオ「性格だって俺の方がいい!」

A「それは無い。」

ユーリ「無いな。」

ミナ「無いわね。」



3人が口々に否定する。



ミナ「レオ、いい加減にしなよ。
あんたそんなだから彼女出来ないのよ。」

レオ「ミナだって彼氏いねぇだろ!」

ミナ「私は翔吾と付き合うからいいのー。」

ユーリ「A。」



ユーリさんがレオさんとミナさんを無視してAに声を掛けた。



ユーリ「お前、ロシアに帰って来い。」

A「…え?」

ユーリ「今日はそれを言うために来たんだ。」

A「ちょ…、ちょっと待ってよ。
そんないきなり…!
私、RAMPAGE辞めたくないし、それに…。」



Aはちらりと俺に目をやった。



A「…陸、さんと、別れたくない…。」

陸「A…。」



俺はAの隣へ行って、その肩を抱いた。



陸「Aがロシアに行くなら、俺も行きます。」

力矢「はっ?」

陣「おい、陸!?」

A「…陸さん、ロシア語喋れるんですか…?」

陸「喋れないけど、何とかする。
俺だってAと別れたくないしね。」

A「…陸さん。」

ミナ「ねぇ、ユーリ。
今のはあんたの言い方が悪いわよ。」

陸「え?」

A「…どういうこと?ミナ。」

ミナ「もうすぐおばあちゃんの100歳の誕生日でしょ?
そのお祝いで帰っておいでって、母さんが。
ロシアで暮らせって訳じゃないし、RAMPAGEを辞める必要も陸くんと別れる必要も無いわ。」



え、そういうこと?

うわ、恥ずかしっ!



ミナ「陸くんも来る?ロシア。
もちろん、お金は私たちが出すし。」

陸「え…。」

ミナ「もし来れそうならAの彼氏も連れて来いって父さんに言われてるの。」

A「あ、あの…。
強制じゃないですし、別に断っても…。」



俺はAの頭を撫でて言った。



陸「行きます。」

ミナ「良かった。」



ミナさんが微笑む。



アンリ「お、陸さんも来んの?
じゃあ父さんに連絡しとく。」

ミナ「お願い。」

アンリ「はいはい。
あ、陸さん知ってます?
Aって昔…。」

A「アンリ、余計なこと言わなくて良いから。」

アンリ「いいじゃん、別に。」

A「良くないっ!」



Aが怒鳴る。

アンリくんはニヤニヤしながらAの頭を軽く叩いた。

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直実(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!めちゃくちゃ励みになります!これからも応援していただけると大変嬉しいです (2019年12月20日 18時) (レス) id: 993595d907 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きですRIKUくんと北人君と樹君と翔吾君と壱馬君とまことくん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月20日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:直実 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu  
作成日時:2019年12月15日 14時

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