兄と姉、そして弟 3 ページ25
ー陸side
陸「ただいまー。」
そう言いながらリビングに入ると、そこにはAがいた。
…ん?
A「…ただいま帰りました。」
俺の横でAが言う。
陸「ん!?え!?」
Aが2人!?
?「おー、遅かったな、A。」
その声は紛れもない男性の声で。
髪の色も瞳の色も違う。
だけど、その顔はAにそっくりだった。
ユーリさんがつかつかと近寄って行って、その頭に拳骨を落とす。
ユーリ「アンリ!
はぐれたなら連絡しろ!
なんで勝手に行動するんだ!」
アンリ「いいじゃん、別に。
住所は知ってたし、ここに来ればAに会えるかなーって思って。」
そこへ、翔吾と北人が入ってきた。
翔吾「ただいま帰りました…って、ユーリさんとレオさん?
ミナさんも!アンリまで!?」
ミナ「翔吾?久し振り!」
ミナさんは踊るような足取りで翔吾に近付くとその首にしなやかな腕を巻き付け──────、
翔吾と唇を重ねた。
RMPG「!?」
翔吾「ちょ、ミナさん!?」
ミナ「ねぇ翔吾、私と付き合う気無い?」
翔吾「いやー。」
曖昧に笑う翔吾。
ミナ「残念。
気が変わったら言ってね。」
ミナさんが翔吾から離れる。
北人「…翔吾の知り合い?」
翔吾「俺の知り合いって言うか、Aのお兄さんとお姉さん。
アンリは双子の弟やっけ?」
A「…うん。」
RMPG「えっ!」
北人「Aのお兄さんとお姉さん!?」
ユーリ「いつも妹がお世話になってます。
Aの兄のユーリ・レナード=雪姫といいます。」
ミナ「ミナ・アナスタシア=雪姫でーす。」
レオ「…。」
アンリ「アンリ・ステファン=雪姫です。」
そう言えば、前にAは日本とロシアのハーフだと聞いたことがある。
ユーリ「レオ、名前くらい言えばどうだ。」
レオ「…Aが…、Aに彼氏が出来るなんて…。」
ミナ「Aももう22なんだから、別に彼氏の1人や2人くらいいてもおかしくないでしょ。」
レオ「うるせぇ三十路!」
ミナ「はぁ!?
私まだ28よ、まだ20代だっての!
それにあんたと私とユーリは3つ子なんだからね!
私が三十路やったらあんたらも三十路って分かっとる!?」
レオ「…どう見ても俺の方が身長高いのに。」
ミナ「無視か!?」
確かに、レオさんの身長は俺より10cmほど高い。
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直実(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!めちゃくちゃ励みになります!これからも応援していただけると大変嬉しいです (2019年12月20日 18時) (レス) id: 993595d907 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きですRIKUくんと北人君と樹君と翔吾君と壱馬君とまことくん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月20日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:直実 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時:2019年12月15日 14時