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ロシア 2 ページ49

ー陸side

東京から10時間と少し。

俺たちはプールコヴォ空港に到着した。

入国審査を終え、預けた荷物を持つ。



A「どうやって家まで行くの?」

ミナ「ユーリが来てるはずなんだけど…。」



そう言われて、ユーリさんを探す。



翔吾「あ、いた。」



見つけたのは翔吾。

4人でユーリさんに近付く。



ミナ「ユーリ。」

ユーリ「ん?おお、来たか。」



ユーリさんが歩き出した。

それに続いて空港を出る。

車のトランクにスーツケースを入れ、助手席にミナさんが、後部座席に俺とA、翔吾が座ると車が走り出した。



A「…あ、力矢さんに連絡しなきゃ。」

ユーリ「さっき俺がした。」

A「あ、ありが…ん?」



Aが運転席のユーリさんをまじまじと見つめる。



A「なんでユーリが力矢さんに連絡出来るの?」

ユーリ「連絡先を知ってるからだが。」

A「なんで知ってるの?」

ユーリ「この間交換したからだが。」

A「…なんで?」

ユーリ「交換したらいけないのか。」

A「そんなこと無いです…。」



Aはユーリさんから目を逸らした。

やがて、車は細い道に入って行った。

周りは木々が生い茂っている。

え、何この道私道?

舗装されていない道なので、車が揺れる。

やがて、車は開けた場所に出た。

そこには城と言っても差し支えないほどの立派な屋敷。

翔吾に聞く。



陸「…翔吾、Aの家って…。」

翔吾「世間一般的に言うお金持ちですね。」

陸「…。」

A「陸さん?着きましたよ。」

陸「ああ、うん…。」

車から降りると、静かで澄んだ空気が俺を包んだ。



陸「うわ、気持ちいい…。」

A「陸さん、行きましょ。」



Aが俺の手を取る。

綺麗に刈られた芝生の上を歩いて俺たちは屋敷へ向かった。

ユーリさんがドアを開ける。



ユーリ「靴は脱がなくていい。」



大理石の床には塵ひとつ落ちていない。

…掃除って誰がするんだろう。

お手伝いさんとかいるのかな。

Aに聞いてみると、彼女は首を横に振った。



A「いませんよ。
家族で分担して家事をしてるんです。」

陸「そっかぁ。」



ユーリさんが開けたドアの先には数人の男女がいた。

全員顔立ちが整っている。



?「あ、ミナ姉とA姉だ!」

?「嘘、後ろにいるのもしかして翔吾?」

?「うわほんとだ!やだ、久し振り!」

翔吾「ひ、久し振り…ベラ、イリーナ。」



翔吾が若干引いている。

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直実(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!めちゃくちゃ励みになります!これからも応援していただけると大変嬉しいです (2019年12月20日 18時) (レス) id: 993595d907 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きですRIKUくんと北人君と樹君と翔吾君と壱馬君とまことくん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月20日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:直実 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu  
作成日時:2019年12月15日 14時

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