�将将� ページ24
え…？どういうこと？
「お風呂担当……？」
「え？昨日決めたやん？」
「昨日……。」
あ…もしかして寝落ちしちゃった時…？
私が寝てる間にそんな事決まってたの…？
「Aはいなかったけど！」
いなかったんかい！尚更ダメだよ！！
そう思ってるとは露知らず、坂田さんは目の前でしゃがむと、上のボタンから順に外してきた。
めちゃくちゃ恥ずかしかったのでサッと後ろに下がり、開きかけてた服を閉じる。
その様子を見て驚く坂田さん。
あの、私女子高生なんですけど？
思春期真っ盛りですけど？？
「いや…中身まで子供じゃないので。」
「見た目は子供やん？」
「それは…そうですけど…。」
「溺れたら大変やん？」
「………多分溺れないと…思います…。」
「…そうなん？」
少し驚いた顔をする。はいそうです。
坂田さんをお風呂場から出そうと背中を押す。が、ビクともしない。
力いっぱい押しても、逆に前に出て腕を引っ張っても1ミリも体は動かない。石像か君は。
一方坂田さんは私が何をしようか分かっておらず、ずっとキョトンとしていた。
とても魔物とは思えないほど可愛いお顔だ。
「本当に1人で入れますから…！大丈夫ですから…！」
「ほんまやな？」
「大丈夫…です！」
坂田さんは少し不安なのか心配そうな顔でこちらを見つめている。
そして少し考える仕草をして、とある提案をしてきた。
「わかった。でももしもなんかあったらあれやから、俺は一応ドアの前には居るな。絶対見ないって約束する。」
「……ほんとですね？」
「本当やよ！指切りげんまんでもする？」
小指をそっと出してくる坂田さん。子供の扱いに慣れてるよな坂田さんって。
しゃがんで顔の前に指を出してくれるし、めちゃくちゃ優しいし。
促されるがままに小指を絡めると、手を上下に振る坂田さん。ちょっと振りすぎでは…？
「指切りげんまん嘘ついたら奈落に落として埋〜める。」
「めちゃくちゃ怖いんですが…。」
「約束破っても埋められるの俺やから大丈夫。」
「そこまでしなくても…。」
本当に魔物の加減って色々と物騒だな…。
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FAMIRA - 更新止まってるので戻ってきてください！！とても面白かったです！ (2022年10月8日 9時) (
レス) @page24 id: 58cb53495b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2021年10月27日 15時) (レス) @page21 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
無花果(プロフ) - さなやまさん» さなやま様応援ありがとうございます！！！亀さん更新ですが精一杯頑張ります(((((泣 (2020年6月11日 22時) (レス) id: e953562a4f (このIDを非表示/違反報告)
さなやま - 面白い作品に出会ってしまった…！更新頑張ってください！ (2020年4月19日 16時) (レス) id: 6a49bba79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無花果 | 作者ホームページ：http://gokutozihen
作成日時：2020年1月4日 16時
