�将将� ページ23
「その話はまた今度な。本題に戻すぞ〜。」
浦田さんが学校の先生のようにその場を仕切る。
なんだか仕切り慣れてるなぁ…。
「自分で言うのもなんだが、俺達は強い。俺が集めたメンバーだから当たり前だけどな。」
ドヤ顔気味の浦田さん。無視してパンを頬張る志麻さんと坂田さん。
「だけど、地位が高いからこそその地位を狙って来る輩が大勢いる。弱いやつもいれば強いやつもいる。」
「なんだか凄いですね…。」
「まぁな。弱いやつと戦って穢れてもさっき言ったように洗い流せる。だけどそこそこ強いやつと戦った時はそうはいかない。洗い流しても魔力がしぶとく残る。」
「油汚れみたいなもんって思えばええよ。」
ちょっとそれは違う気が…。
「そういう穢れは、湯船に浸かると取れる。簡単に説明すればそういう原理だ。」
なるほど…。なんだか複雑な原理だがだいたいの事は理解出来た。浦田さん説明上手だな。
でも…それなら……。
「それなら…尚更入った方がいいと思うんですけど…。」
弱い魔物と言えどお風呂に入って洗い流した方が良いとは思う。
強い魔力が取れるんだから、沢山の弱い魔力も一気に取れるはずだ。
「あー…、俺らにとって湯船って言うのはそんなにありがたいもんじゃないんだ。」
難しい顔をして浦田さんが呟く。
それに続き志麻さんも説明難しいよな〜なんて言いながら頬をかいた。
「……？どういう意味ですか？」
「んー…つまり…。」
「流されるのは敵の魔力だけじゃないですからね。」
準備が終わったのかセンラさんが後ろからひょっこり現れた。話を聞いていたのか…。
「それって…。」
「確かに魔力は洗い流されますけど、それは自分の魔力と共に洗い流されるんよ。穢れた所を表面と一緒に剥がすようなもん。」
「…なるほど……。」
「まあ魔力の事なんてそう深く考えなくてええよ。それより準備出来たで、入ってき？」
そう言ってセンラさんはすっかり空っぽになった皿を片付け始めた。
ずっと思ってたけどここの母親か君は。
「センラありがと！んじゃ、A！入りに行こ！！」
そう言って坂田さんに抱き上げられる。
呆気に取られているがお構い無しにお風呂場へ連れていかれる。
「え、坂田さん？」
「ん？どうした？」
「あの……場所さえ教えて下されば1人で行けるのですが…。」
「え？一緒に入るんやで？」
「え…？」
「だって俺、Aのお風呂担当やもん！」
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FAMIRA - 更新止まってるので戻ってきてください！！とても面白かったです！ (2022年10月8日 9時) (
レス) @page24 id: 58cb53495b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2021年10月27日 15時) (レス) @page21 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
無花果(プロフ) - さなやまさん» さなやま様応援ありがとうございます！！！亀さん更新ですが精一杯頑張ります(((((泣 (2020年6月11日 22時) (レス) id: e953562a4f (このIDを非表示/違反報告)
さなやま - 面白い作品に出会ってしまった…！更新頑張ってください！ (2020年4月19日 16時) (レス) id: 6a49bba79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無花果 | 作者ホームページ：http://gokutozihen
作成日時：2020年1月4日 16時
