�将� ページ20
「ご馳走様でした…。」
食パン２枚分であろうフレンチトーストを食べ、お腹が満たされる。やはりセンラさんが作ってくれるご飯はおいしいなぁ…。
「Aって少食やね。」
「…いや、皆さんが大食いなのかと…。坂田さん何枚目ですかそれ。」
「8枚目！またまだいけんで！！」
「………凄いですね。」
「まぁ、俺ら魔物だから！」
魔物だって普通に言っちゃうんだと思えば、浦田さんが翠色の目でじっと見てくる。
「……どうしたんですか…？」
「…俺ら魔物だぞ？」
「…はい……存じておりますが…。」
「………なんで驚かねぇんだ？
怖くないのか？」
浦田さんがそう思うのも無理はないと思った。
人間、しかも見た目が5歳くらいの子供である私が人外を怖がらないのは普通ではありえないことである。
まだ子供だからと言う人もいるかもしれないが、子供でも5歳くらいになると幽霊の存在が分かると恐怖心は湧いてくるものだ。過去の私がその例で、子供の時はどうしようもなく怖かった経験がある。
「…慣れてるんで。」
「どういうことや？」
「………。」
今置かれたこの状況を言ったら信じて貰えるのだろうか。
一部を除いて普通に暮らしてた17歳の女の子が、何故か魔界に迷い込んでしまい、そして何故か体が小さい頃に戻ってしまっている…。
私だったら、信じられないだろう。そんな事が起こる事が有り得るのか。
…いや、実際起こっていることではあるけれど……。
黙り込んだ私の頭をぽんぽんと撫でてくれたのは志麻さんだった。
とても優しい顔をしながら微笑んで…。
そんな顔を見たら、この人達になら話しても大丈夫かも、なんて思ってしまう。
「…その、信じて貰えるか……分かりませんが…。」
「うん、ゆっくりでええからな。」
「…ありがとうございます………実は、あの…私、霊感が強くて……。」
「うん。」
「それで……小さい頃から、見える体質で……。」
「だからA、俺らの事怖くないん？」
「結論を言ってしまえばそうですね…。」
「……質問してもええ？」
「…はい、なんですか志麻さん。」
「Aちゃんってさ…本当に子供なんかなぁって…。言動が子供らしくないなぁ思て…。」
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FAMIRA - 更新止まってるので戻ってきてください！！とても面白かったです！ (2022年10月8日 9時) (
レス) @page24 id: 58cb53495b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2021年10月27日 15時) (レス) @page21 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
無花果(プロフ) - さなやまさん» さなやま様応援ありがとうございます！！！亀さん更新ですが精一杯頑張ります(((((泣 (2020年6月11日 22時) (レス) id: e953562a4f (このIDを非表示/違反報告)
さなやま - 面白い作品に出会ってしまった…！更新頑張ってください！ (2020年4月19日 16時) (レス) id: 6a49bba79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無花果 | 作者ホームページ：http://gokutozihen
作成日時：2020年1月4日 16時
