求愛行動【浦島坂田船】 (ページ13)

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9話ページ13

side you

彼らと話をしながら数十分車に乗って浦田組に着いた

浦部下達「坊ちゃん達お帰りなさいませ！」

わーすごいお出迎えだね(棒)

うちも涼太にはやったりするのかな？
なんて考えながら浦田先輩達の後を着いて行く

浦部下1「お客様もご一緒でしたか！」
う「あー違う違う、婚約相手」

改めて言われると恥ずかしくなるな…

浦部下2「あの噂の…！貴方がそうでしたか！」
『へっ？えーっと…』

噂とは…？

う「今日からこいつうちで住むから、空いてる部屋用意しといて」
浦部下2「分かりました！」

なんか申し訳ないな
心の中で頭下げておこ←

まぁ、一応自己紹介しとくか

『しばらくお世話になります南雲Aと言います不束者ですがよろしくお願いします』ﾍﾟｺｯ
浦部下達「/////(可愛い…)」

こんな感じでいいかな
返事が帰ってこないけど…

浦父「馬鹿な奴らだが、よろしくな」
『はい！！』

浦田先輩のお父さんか…
ヤクザの組長な筈なのに優しそうだなぁ

さ「俺もう疲れたー」
し「俺もー」

空気読めない奴らがいる…

侍女「お部屋のご用意ができました、A様こちらへ」
『はい！ありがとうございます！』

私は綺麗な和室に通された

『こんな綺麗な部屋…ほんとにありがとうございます！』
侍女「いえいえ、ゆっくりお休みください」ﾆｺｯ

可愛いし優しいな人だな…

せ「Aちゃん、入ってええ？」
『センラ？いいよ』
せ「手当てしに来たで♪」
『はぁ？』

何を言ってるんだ？しに来た？馬鹿なの？
男の人に蹴られた痕(お腹)を見せろと？
え？無理←

『じ、自分でできるからいいよ』
せ「そうなん？でも心配やし…」

いや、ありがたいけどね！？

『女の人に頼む事ってできない？』
せ「出来んで」

できるのか！良かった

『なら、女の人の方がいいかな』
せ「(あーなるほど)ええよ、呼んでくるわ」
『ありがとう！』

その後
部屋に案内してくれた侍女さんがちゃんと手当してくれた

『何から何まですいません、ありがとうございます』
侍女「いいですよ！折角の綺麗なお体に傷が残らなければいいのですが…」
『手当ても丁寧だったし大丈夫ですよ、きっと』

さっきの浦田先輩のお父さんやセンラもそうだったけど
優しい人が多いな

元からこんな所で産まれてたら私ももっと違った性格だったのかな
なんて、今更な事を考えた

To Be Continued