求愛行動 【浦島坂田船】

4話 ページ7

side you



目が覚めると
見覚えのある懐かしい天井が見えた

あぁ、連れ戻されたのか

………

『よし、逃げよう』

こんなとこ居たくないし

持ち物全部取られてるけど←

でも、まぁ一応確認しようかな？

そう思い周りを見回して
布団しか無いことを確認した

ふとスカートのポケットに手を触れると

『あった…』

私のスマホだ

たぶん鞄の中にお母さんが使ってた物が入ってたからそれが私のだと勘違いしたんだろう

何はともあれラッキーだ
これで由珠に連絡できる

A由珠ーお父さんに捕まった
由珠は?まじで?やばくない?大丈夫?!
A?が多いね、とりあえず大丈夫だよ
由珠抜けだけそう?
Aやれるだけやってみる
由珠頑張って

抜け出すか

侍女「失礼します」

まじか…

『どうぞ』
侍女「お父様がお待ちです」
『行けと？』

自分でも分かるくらい冷たくて低い声が出た

侍女「はい」
『拒否権は？』
侍女「ありませんね」
『ﾊｧ…行きますよ』
侍女「こちらです」

侍女の人に案内されて1室に入る

父「久しぶりだな」
『要件だけ言って』
組長「それは俺から話そう」

確か組長さんだ昔会った

組長「実はだな浦田組から同盟の申し出があってな、その条件がお前との婚約だそうだ」
『はぁ？！嫌に決まってるでしょ！』
父「組長にそんな口きくな！」
『うるさい！』

同盟の道具ってことでしょ！
馬鹿なの？！まじで信じらんない！！

『大体、もう私はあんた達とは縁を切ってるのよ！？』
父「それでも俺の娘だ」
『アンタなんかお父さんじゃない！』

ふざけるな！
そう言おうとしたら

組長「親子喧嘩はそれぐらいにしろ…」
父「申し訳ありません…」

っ……怖い

組長「おい、この件拒否権はねぇぞ」
『……』
組長「お前ら、こいつを部屋に連れていけ」

拒否権なしって…
人権もくそもあったものじゃないな


また部屋に入れられた

よし、脱出作戦開始だな…

襖を開けて周りを見回す
誰も居ないな

靴どうしよう…

あ、縁側に靴あんじゃん
ラッキー

よし、あとはバレないように



どうしよーか
いやね、玄関までは来たんだけど
なんか見張り居るし

塀を乗り越えるしかないか…
塀の隣の木によじ登って塀に跳び移る

『よっと！』ｶﾞｼｯ

成功！後は飛び降りるだけ！
意外と低くて助かった

とりあえず脱出成功！



To Be Continued

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

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