五条家の分家弍【呪術廻戦】【HQ】 (ページ1)

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『この制服ほんま着にくいわ。』

「巫女装束に似せた制服ですからね。」

何故私がこの服を着ているのかというと、
話は数日前に遡る。

____数日前。

「お嬢様、緊急の案件とのことで、悟様から頂いております。」

学校帰りに、和泉に渡されたタブレットには特級呪物を回収するという内容が書かれていた。

『しかも、西日本て...京都校じゃあかんかったん？』

「京都校の方も人手不足とのことです。」

そして、現在飛行機に乗って神戸まで来ていた。

『はぁ...。』

「仕方ねえよ、いつもの事だろ。」

ため息を着く私に苦笑いで言う彼女。

『真希が居らんかったら、怒り狂ってたわ。』

口元に手をやり、ふふと笑う。

「三条様、お待ちしておりました。」

『おおきに。ほな、荷物宜しゅう。』

空港前に、黒塗りの車が止まっており、
運転手さんに私と真希の分の荷物を渡し、
車へ乗り込み目的地へと向かった。