〃 ページ24
・
「……あんまりだわ」
そこでお義姉さんが会話に混じった
「お父様もお母様もお兄様も…
Aの後始末を背負えるのに
外に出た私だけ何も背負えない……。
だから私呪術界って大嫌いだったの……。
目に見えて除け者にしてくるから……」
僕と結婚するはずだったお義姉さんは
恋愛結婚に憧れたのとこの腐った世界が嫌で飛び出たのは
Aから聞かされてた
「まるでお前は出ていった裏切り者って言われてるみたい」
だけど戻ってきたのにこんな結果が待ち受けてるなんて
とんでもない皮肉だよね
「辞めろよAの前で」
静かに諭すお義兄さんに対してお義姉さんは涙を流す
悔しいんだろうね
自分は何も出来ないってことが
「形がどうあれ、皆Aを思う気持ちは同じでしょ。
お義姉さんもそこまで自分を責めなくていいんじゃないですか」
A、お前は本当に幸せ者だよ
だからこそどうか悲しい気持ちに囚われて欲しくない
そんな事お義兄さんの寿命削られるなんて
ぶっとんだ話を聞いた後に口になんて出せないけど
僕は心の底からそう思った
・
I still remember how much we enjoyed.→←〃
303人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ