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「お姉ちゃん達何してるのー?」
そこに明るい声が飛び込んできて
振り返ったらすっかり気分が良くなってるAがいた
「義弟に人生の教育してあげてたの」
「何それー!私も聞きたーい!」
お義姉さんにべったりとまとわりつく姿を見て
空白の十年を埋めようとしているのが伝わった
「可愛いでしょ」
勝ち誇ったような顔で僕を見るお義姉さんに
僕はそりゃ可愛いですよ、と返してしまう
「大事にしてやって頂戴ね」
「えぇ」
Aに目を向けると目をトロンとさせたまま
柔らかな笑みを浮かべてきた
「このままここでこの子寝そうじゃない?」
「寝ると思いますよ多分」
「上で寝かせてあげたら?
ここはまだ続くと思うし、五条君も独り占めしたいでしょ」
何を考えてるのか
お姉さんは悪戯っぽく笑っていた
・・・
「A」
2人きりになった途端
僕はAにとめどなくキスをした
普段なら我慢もせずにしたい時にできるのに
今日はそれがなかなか出来なかったからついね
「くすぐったい」
首元にキスをすると髪の毛が当たるのか
そう言ってケラケラと笑うAの唇を何度も塞いだ
自分でも日に日に歯止めがきかなくなってるのが分かる
「はいおしまい」
でもそんな僕をムリから引き剥がすと
急に後ろを向かされて抱き締められた
「ふふ、嬉しい?」
スリスリと頬を僕の背中に押し付けてるAに
お前がそうしたかっただけでしょ、って聞いてみたら
教えない、だってさ
「それじゃあ僕からAが見れないんだけど」
「良いの」
「良くねぇよ」
ムスッとした僕にAはケラケラと笑っていた
「悟さん」
「ん?」
「呼んだだけ」
「どうしちゃったの」
「分かんない」
「僕に惚れ直しちゃったとか？」
「うん」
「随分と素直だね」
「だって今日は色んな人に貴方が取られてたから」
「嫉妬しちゃったの？」
「うん」
そう言いながらAの腕に力が入る
可愛いよね
「どこでそんなこと覚えてきちゃうかなぁ。
僕のフィアンセは」
僕の体にピッタリくっつく腕を解くと最愛の子に振り向く
「ほんと可愛いよね、A」
もしここに傑がいたら
この子が同じ事を言うかは分からない
いや、多分言わないと思う
「僕したくなっちゃった」
「……下に皆いる……」
「うん、だから声出さないでね」
僕は傑の代わりになれるかも分からないけど
今は、今だけはこの子の心を敷き詰めるのが
僕だけであって欲しいと思う
生きてる間だけでいいから
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作者 - プスメラウィッチさん» お久しぶりです！前作からお読みいただいてくださってましたよね(*^^*)当作は今後のものも含め、全ての物語において既にオチは決まっておりますか続きを楽しみにされる方の為に断言することは避けております、申し訳ありません。ですが楽しんでいただけたらと思います！ (2022年7月22日 21時) (
レス) id: 32dd956d28 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年7月20日 11時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
作者 - る。さん» 初めまして！コメントありがとうございます！究極の2択ですよね……（涙）今後の主人公の動きを見守って上げてください…！ (2022年7月7日 6時) (レス) id: 32dd956d28 (このIDを非表示/違反報告)
る。(プロフ) - 初コメ失礼します！五条先生オチであってほしいけどなんというか複雑(涙)更新待ってます！！！ (2022年7月6日 0時) (レス) @page12 id: 3ca3e54ab4 (このIDを非表示/違反報告)
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