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その言葉は少女の目にはどんな風に映るのかは分からない
ただ、怯えている様子はなかった
「Aが過去にとんだことで
今ここは色んなことがごちゃごちゃになり始めてる。
僕の頭もなんとなくそれが事実だって混同し始めてて
正直何が僕達の思い出かとかわからなくなってんだけどさ…」
でもね、と五条は呟く
「堪らなく君を愛してることはずっと変わらないんだよ」
＿＿2006
「五条、夏油、ちょっと」
唐突に家入が口を割った
彼女は外に出るよう指を示している
名指しされた二人は言われるままに外に出た
「真那井はもって3日…
いや、半日かもしれない」
「は……？」
「あ……？」
外に出た途端告げられた言葉に
夏油と五条が同時に家入に向く
「何があったのかは知らないけど
彼女は死んでいてもおかしくない状況だった」
「どういうことだよ…」
「心臓が破けてた。
傷口は塞いだはずなんだが何かがおかしい」
「おかしいって…どういう事なんだ硝子」
切羽詰まった顔で夏油が彼女に問いかけた
「脈が正常じゃない。
恐らく彼女は未来で死んでる。
私はそれを応急処置しただけ。
それも今の私が。
未来の私が何かをした訳じゃないから
確実に助かってるとは言えない」
家入は未来で何があってるのかは分からないが
今ここで処置をしても
未来のどこかの日で命を落とすため
それを過去で防ぐことは難しいと告げた
「じゃあAは死ぬって言うのか！？」
「そんな声あげないでよ。わかんないんだって」
困ったように家入も声を荒らげると夏油を睨んだ
「心臓が破けてるってなんだ…一体何をしたら…」
頭を抱える夏油に家入も五条も何も言葉が見つからない
何が起きてそんなふうになったのか分からないからだ
と、突然
夏油がチラ、と五条をみた後医務室に戻ろうとした
「傑？」
「すまない、Aと二人きりにさせて欲しい」
＿＿
「A」
少し落ち着いたかな？と優しく問いかけながら
夏油は彼女を抱き寄せて頭を撫でた
「相変わらずいい匂いがするね」
「え？」
「柔軟剤の香りかな
10代の君から香っていたのとは違うけど
この匂いも好きだな」
何使ってるの？と問いかけられたが
この時代にはまだ無いものだった
「A、私といて楽しかったかい」
「…まるで終わったみたいに言わないでよ」
「私達はまだ学生だし、お金も限られてるし
君を自由に好きなようにさせられなくてすまない」
「何言ってるの……」
「時間もそんなに作れないし……」
「傑」
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作者 - プスメラウィッチさん» お久しぶりです！前作からお読みいただいてくださってましたよね(*^^*)当作は今後のものも含め、全ての物語において既にオチは決まっておりますか続きを楽しみにされる方の為に断言することは避けております、申し訳ありません。ですが楽しんでいただけたらと思います！ (2022年7月22日 21時) (
レス) id: 32dd956d28 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年7月20日 11時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
作者 - る。さん» 初めまして！コメントありがとうございます！究極の2択ですよね……（涙）今後の主人公の動きを見守って上げてください…！ (2022年7月7日 6時) (レス) id: 32dd956d28 (このIDを非表示/違反報告)
る。(プロフ) - 初コメ失礼します！五条先生オチであってほしいけどなんというか複雑(涙)更新待ってます！！！ (2022年7月6日 0時) (レス) @page12 id: 3ca3e54ab4 (このIDを非表示/違反報告)
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