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「アイツが…僕に？」
「そうだ」
いやいやちょっと待って、と五条は頭を抱える
「反逆者って何？」
家入は躊躇っているようだった
しかし五条はそんな彼女を急かしてしまう
「硝子、勿体ぶんないで言ってよ」
「Aは……夏油が高専を離れて間もなく
禪院家に嫁がされた」
それは自分が首を突っ込まなければ起きていたはずの事だった
まさかそれが変わった過去で起き始めていたとは
「Aは……禪院家で幸せだったの？」
「さぁな…。
ただ、禪院の時期当主夫人としてのAは
次期当主との間に子供が1人生まれてる」
「……ふぅん」
「だが、百鬼夜行から2ヶ月がすぎた頃
Aは君を訪ねて高専に来ている。
……そこで彼女は君を殺そうとし、かえって処刑された」
思いがけない言葉に五条は言葉を失っていた
「その時の君のことはよく覚えている。
Aの遺体は禪院家で引き取って貰えず
高専に安置され、私が解剖する事になった。
これからバラそうかってときに君が急に入ってきて
Aの遺体の前に立ったんだ」
家入は淡々と事実を述べる
彼女の話によると、その時の話はこうだ
「“禪院の家内です、と名乗ったあの子は凄く無表情で
あぁ、傑の遺品が欲しいのかなって思ったんだけど
いきなり刃物で僕目掛けて襲ってきて
“傑を返して”って言ってきたんだよね。
あァこの子はずっと傑が好きだったんだろうなって
ぼんやりと僕は思ってたんだけど
ふと、もし傑が百鬼夜行を成功させてたら
ひょっとしたらこの子を迎えに行くって
そう約束してたんじゃないかなって。
そんなことを思っちゃってさ」
五条はそういうと冷たくなった体の彼女を見下ろして
アイマスクを外した
「この子、泣いてたんだよね。
いくら当主夫人になれて、呪力を持った子供がいても
1番好きな人のそばに居られないって辛かったんだね。
そりゃそうか、本当に好きで付き合ってたんだから」
青白く、血の気のない亡骸を見て
良かったね、と五条は呟く
「傑とまた一緒になれたね」
「……君の命を狙った人に
そんな言葉をかけるなんて珍しいな」
家入の問いかけに五条は「うーん…」とおもむろに口を開いた
「この子にトドメを刺した時、僕の方を向いて急に笑ったんだ」
「ふぅん？」
「その時に“ごめんね、悟”って言われて
あれって傑から預かってた言葉だったのかなぁ」
なんか妙にひっかかるんだよね、
と五条は静かに眠る彼女をみたまま吐露した
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作者 - プスメラウィッチさん» お久しぶりです！前作からお読みいただいてくださってましたよね(*^^*)当作は今後のものも含め、全ての物語において既にオチは決まっておりますか続きを楽しみにされる方の為に断言することは避けております、申し訳ありません。ですが楽しんでいただけたらと思います！ (2022年7月22日 21時) (
レス) id: 32dd956d28 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年7月20日 11時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
作者 - る。さん» 初めまして！コメントありがとうございます！究極の2択ですよね……（涙）今後の主人公の動きを見守って上げてください…！ (2022年7月7日 6時) (レス) id: 32dd956d28 (このIDを非表示/違反報告)
る。(プロフ) - 初コメ失礼します！五条先生オチであってほしいけどなんというか複雑(涙)更新待ってます！！！ (2022年7月6日 0時) (レス) @page12 id: 3ca3e54ab4 (このIDを非表示/違反報告)
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