検索窓
今日:11 hit、昨日:1 hit、合計:20,228 hit

12 ページ12

それから無事教室に戻り、親に迎えに来てもらった。

帰り道の運転中。

お母さんがいつものように聞いてくる。


「今日は何かあった?」

「んー…足捻挫した」

「えぇ?!なんで?!」


大声をあげるお母さん。


「階段から落ちちゃって…」

「えー!他に怪我してない?」

「うん、大丈夫。あとね!同じクラスの子がご飯に誘ってくれてさ!」

「へぇー!良かったじゃん!」


今日あったことを話すと嬉しそうにしてくれるお母さん。

悲しいことがあると同情してくれて。

テストは、帰ってから言おう。

怒られるか励まされるか。

リュックからスマホを取りだし、クラスのグループチャットを見る。

そこから炭治郎を見つける。

友達追加っと。

なんて送ろう。

改めてお礼言いたいし。

できたら友達にもなりたいな。

あと数分で家に着く。

打っては消してを繰り返した。









ソファーの定位置に座り、スマホとにらめっこする。

無難にしよう。


A今日は誘ってくれてありがとう!
Aもし良かったら、友達になりませんか?


既読はつかない。

そのまま放置して、ピアノの練習を始めた。

なぜか、炭治郎と先生が頭から離れなかった。

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 鬼滅
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さな | 作成日時:2021年6月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。