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大正トラベル ページ3

「ぃ……おい、お嬢ちゃん」

「…ん、?」


私は目を覚ました。

辺りを見回す。

私の部屋じゃない。

本もない。


「ここの本屋はもう閉店なんだ。出てってくれよ」

「え、?あっ、すみません」


状況がわからないまま、外に出る。

空がオレンジ色に輝いている。

もう月はうっすら見えていた。

古い建築物がずらっと並んでいる。

なぜかお腹が締まっている。

自身を見てみると、着物になっていた。

知らない風景。

知らない匂い。


「ここ、どこ…?」


わからない。

私の近所に、こんな古い建物なかった。

私は人通りの多い中、感じるままに歩いた。

ある女性に声をかける。

なんだろう、この女性、甘い香りがする。


「すみません、今、何時代でしょうか?」

「…?今は、大正時代ですが」


た、大正…?!

え、なんで……。

私は女性にお礼を言った。


「ありがとうございました」

「気をつけてくださいね」

「えっ、何にですか?」

「夜になったら、鬼が出るので」


お、鬼……?

まさか。

私は歩きかけた女性の腕を掴んだ。


「あのっ…!鬼殺隊をご存知ですか!?」

「…!!案内します」


私は女性の後を追った。

夕暮れが速いこともあり、私たちは走った。

御館様→←。



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さな(プロフ) - 飴さん» あ、追記で。光と薔薇の呼吸どちらも使えます! (2022年8月7日 21時) (レス) @page37 id: 423062be9e (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 飴さん» こんばんは!作者の(名前を変えた)さなです!たくさんの誤字と文章のおかしな部分の指摘をありがとうございます!全て直させて頂きました。読んでいただきありがとうございます!お返事が遅れてしまい申し訳ございません! (2022年8月7日 21時) (レス) id: 423062be9e (このIDを非表示/違反報告)
- 物語一気に読んじゃいました。  その後の2人が気になります。。。 沢山の直しを言ってしまいすみません(>_<) (2021年11月23日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 未来でのここの台詞 「えっ?でも親任式は終わったよ?」 これ正しくは新任式ではないんでしょうか? (2021年11月23日 2時) (レス) @page37 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 猗窩座のここの部分 そこで私は頸に斬りかける。 これ正しくは私は頸に斬りかかる。ではないんでしょうか? (2021年11月23日 2時) (レス) @page33 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さな | 作成日時:2021年5月2日 23時

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