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次の夜も。

その次の夜も。

鬼はどんどん湧き出てきた。

得意の技でそれを倒していく。

6日目の夜。

もう体中が痛い。

地面に体をぶつけ、すぐに起き上がる。

その衝撃を少しでも和らげる呼吸。

夜明けが来るまで、被害が出ないように一刻も早く頂上で鬼を倒す。

鬼の匂いが強い。

そこに居たのは、現代にいるあの子とよく似た顔。


「…鈴菜」


鈴菜は、剣道を一緒にやっていた子。

私に負け続けたのが悔しくて、いじめをし始めた。

でもそれが師範にばれた。

親を通じて辞めさせられた。

私はあの子が嫌いだ。

顔立ちが似ている。


「あなた、誰?鬼狩りね」


刀を構える。

まさか、声まで似てるなんて。


「私はA。あなたの名前は?」

「鈴よ。ちょうどお腹が空いていたのよね。食べてもいい?」


そう。この言い方。

私はあの時を思い出して青筋が経つ。


「…ふっ。食べれるもんなら食べてみなさいよ!!!」


薔薇の呼吸 漆の花 野薔薇一閃

ここの鬼は序盤。

煉獄さんなんか、上弦と戦ったんだから。

漆の花の技は、腕は切れたものの時間とともに腕が再生していく。


「まぁ、なんと綺麗な技だこと」


こいつ……うぜぇ。


「どうせ多くの鬼を倒してきて、勝ってるんでしょ?そんなのもうここで終わり」


彼女が構えた。

もしかして……!


「血鬼術 悪夢ノ影」


降り掛かってくる黒い影。

私はそれを華麗に斬っていく。

このまま首を狙う。


「薔薇の呼吸 肆の花 棘」


私は首を斬る。

それと同時に、彼女の腕の爪が額を掠める。


「いっ……!」


背後で首の落ちる音がした。

頬に生温かいものが流れる。

持っていた手拭いで拭き取った。

光が見えた。

朝日だ。


「7日目の朝だ…行かなきゃ」


唯一のその光が、終わりを告げてくれた。

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さな(プロフ) - 飴さん» あ、追記で。光と薔薇の呼吸どちらも使えます! (2022年8月7日 21時) (レス) @page37 id: 423062be9e (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 飴さん» こんばんは!作者の(名前を変えた)さなです!たくさんの誤字と文章のおかしな部分の指摘をありがとうございます!全て直させて頂きました。読んでいただきありがとうございます!お返事が遅れてしまい申し訳ございません! (2022年8月7日 21時) (レス) id: 423062be9e (このIDを非表示/違反報告)
- 物語一気に読んじゃいました。  その後の2人が気になります。。。 沢山の直しを言ってしまいすみません(>_<) (2021年11月23日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 未来でのここの台詞 「えっ?でも親任式は終わったよ?」 これ正しくは新任式ではないんでしょうか? (2021年11月23日 2時) (レス) @page37 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 猗窩座のここの部分 そこで私は頸に斬りかける。 これ正しくは私は頸に斬りかかる。ではないんでしょうか? (2021年11月23日 2時) (レス) @page33 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さな | 作成日時:2021年5月2日 23時

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