五 ページ5
二年に上がり、クラス替えが行われた。
幼馴染と一緒のクラスになり、嫌がらせをしてきたクラスメイトは留年となっていた。
少しの間、Aに幸せが訪れた。
高校で初めて、友達が作れたからだ。
部活を通じて、先輩とも仲良くなった。
ふざけあい、ゲームをしたりでAにとってその時間は笑えていた時間。
だがやはり、それも長くは続かなかった…。
ある日、授業中仲のいい友達と課題をしながら話していた。
「ねえ、知ってる?」
「何が?」
「あんた、嫌われてるんだよ?」
「え…。」
「皆あんたの事うざいって言ってるよ。」
グサリ、胸に痛みが走る。
「あー…泣きそうだわ。」
Aは泣きそうになりながら言った。
「おー、泣け泣け。」
授業終了のチャイムが鳴り
「あー…帰りたくなった。」
「帰れ帰れ。」
もうAは限界寸前だった。
もう今日は学校居られない、耐えられない、そう思うとAはその日、早退していった。
帰り道、顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら。
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メタインさん☆ - あの大丈夫ですか?全てを嫌いになって自分を追い詰めてちゃダメですよ。これからいっぱい不幸だった分いっぱい幸運が来ますからね。貴方の人生に幸あれ。 (2020年8月6日 20時) (レス) id: c748fcd8b4 (このIDを非表示/違反報告)
午後の猫茶(プロフ) - 物部さん» ありがとうございます。物部様も頑張ってくださいね^^ (2016年12月6日 14時) (レス) id: c9492292c0 (このIDを非表示/違反報告)
物部(プロフ) - 初めまして。私も苛められたことがあります。現在は二度と起こりたくない為に友達はつくって居ません。時々話しかけてくれるだけで学校生活は楽しいです。これからも頑張って下さい! (2016年12月6日 14時) (レス) id: fcc84377d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:午後の猫茶 | 作成日時:2016年12月6日 13時